【第591号】民事裁判手続きのIT化に対応した改正民事訴訟規則が公示! 内容をつまみ食い的にご紹介 その4 誤った書面をアップロード!?してしまったら

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週刊 法会労メールマガジン

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毎週金曜日発行

2024年11月1日

【第591号】

法律事務所等で働くみなさんこんにちは!
法会労メールマガジンです。

たまに外国の方のパスポートを仕事で見る機会があるじゃないですか。あれ?ない?

いや先日たまたま外国の方が依頼者で金融機関の手続きでパスポートに書かれている内容を確認したいようなことがあったんですね。

英語とかであれば良いんですが、全く馴染みのない東洋のある国の言葉で書かれていまして、本国での名前の読み方を、できればカタカナで表記できるような感じで、知りたかったんです。

英語でName in 〇〇(その国)の下に書いてある文字。全く読めないんです。

で、Googleレンズなら読めるんじゃない?と思いましてAndroidのスマホで見てみたんですよ。

そうしたら、読めるんですよ。すげーGoogleレンズ。当たり前かも知れませんけど。カタカナで出てきました。すげーGoogleレンズ。感動したので2度書きました。

さて、全然話変わりますけど、前号の編集後記でお知らせしましたが、当メルマガの読者が1000人を突破した記念として企画を予定しています。

11月22日に開催しますので、是非ご予定をお願いします。
読者であればどなたでも参加可能です。

そして、前号の編集後記でお知らせした企画内容で固まりました。

パソコン操作とかITとかに苦手意識や悩みがある方が少なからずいらっしゃることと思います。

そんなみなさまのパソコンやITにまつわる疑問・悩みを解消したい!ということで、読者1000人とかけて、なんでもかんでもその場で、私、編集長が回答する1000本ノックを実施します。

もちろん、1000個の質問なんて当日だけで答えられる訳ありませんので、あくまでもたくさんの質問にどんどん答え続けることの喩えです。また、もちろん、全部に適切に答えられるわけもありませんが、全力は尽くします。

ですが、きっと当日もたくさん質問してねーと言ったところで、そこまでたくさん質問が出るとも限りません。当日行きたかったけど参加できない方もいらっしゃることでしょう。

そこで、企画までの間に、広く読者のみなさまからパソコンやITにまつわる疑問・悩み・質問を受け付けます。

回答は企画当日にお答えしますが、ナイス質問にナイス回答できたものは、後日、当メルマガ誌上でもご紹介したいと思います。

パソコンやITの疑問・悩みを誰にも相談できずにいたりしませんか?どんな些細なことでも構いません。どしどし以下のフォーム(名前=ペンネームでOKと質問を書くだけ!)からお寄せください!

https://houkairou-mail-magazine.com/script/mailform/1000bonKnock/

例えばこんな質問どうですか?
・裁判手続きのIT化で押印はどうなる?委任状や資格証明書は?
・パソコンでの作業を効率化したい!オススメのサービスや設定を教えて!
・証拠で画像データ!?動画データ!?PDF化!?どうすれば良い?
・編集長オススメのこれだけは絶対に入れておけ!なアプリを教えて!

たくさんの質問をお待ちしてまーす(^0^)/

企画の案内チラシはこちら↓
https://houkairou-mail-magazine.com/chirashi/241122senbonknock.pdf

【参加】のお申込みは下記から↓
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSe-X8--QKr81V1eR58W_WNFH-ZAEfkDgriTFjx5BfBPOXn10Q/viewform

【事前質問】は以下よりご投稿ください↓
https://houkairou-mail-magazine.com/script/mailform/1000bonKnock/


(編集長)



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【今週の掲載記事】
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■お役立ち過去記事紹介

■裁判手続きのIT化情報
民事裁判手続きのIT化に対応した改正民事訴訟規則が公示! 内容をつまみ食い的にご紹介 その4 誤った書面をアップロード!?してしまったら

■研修会等企画のご案内

■業務に役立つ書籍紹介

■事務員あるある

■お仕事ミニ情報
株式会社の代表者個人の住所を非表示にする制度 設立登記の申請と同時に申請が必要だけれども?

■法会労って?

■今週の雑学知識

■編集後記



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【お役立ち過去記事紹介】
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仕事で市区町村宛に郵便を出すことが多いと思いますが,果たして同じ名前の地方自治体はあるのか調べてみました。

第354号【お仕事雑学】
同じ名前の市区町村はあるのか編集部総力調査-その結果やいかに?
https://houkairoumerumaga.seesaa.net/article/202001article_2.html#1



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【裁判手続きのIT化情報】
民事裁判手続きのIT化に対応した改正民事訴訟規則が公示! 内容をつまみ食い的にご紹介 その4 誤った書面をアップロード!?してしまったら
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ここ3回に渡って、先般(2024年)9月17日の官報(号外216号)に掲載・公示された民事裁判手続きのIT化に対応した改正民事訴訟規則(以下、「改正規則」と記載)の内容のうち、特に法律事務所職員に関係がありそうな部分をつまみ食い的にご紹介しています。

その1では、資格証明書や戸籍謄本・委任状の提出方法についてご紹介しました。画像のアップロードで済むようになるんですよ。

バックナンバーはこちら↓
第588号【裁判手続きのIT化情報】
民事裁判手続きのIT化に対応した改正民事訴訟規則が公示! 内容をつまみ食い的にご紹介 その1 資格証明書等の提出は?
https://houkairoumerumaga.seesaa.net/article/hmm588.html#1

その2では、これまで裁判所へは書面に弁護士の職印を押印して提出するようなことをしてきましたが、その押印がどのようになるのかを書きました。

第589号
【裁判手続きのIT化情報】
民事裁判手続きのIT化に対応した改正民事訴訟規則が公示! 内容をつまみ食い的にご紹介 その2 押印
https://houkairoumerumaga.seesaa.net/article/hmm589.html#1

その3は、裁判所と行政機関が情報共有・連携をするバックオフィス連携が一部実現しそうとのお話でした。

第590号【裁判手続きのIT化情報】
民事裁判手続きのIT化に対応した改正民事訴訟規則が公示! 内容をつまみ食い的にご紹介 その3 バックオフィス連携
https://houkairoumerumaga.seesaa.net/article/hmm590.html#1


そして今回は、誤った書面をオンラインで提出しまった場合の取扱いについてご紹介したいと思います。

現在運用されている民事裁判書類電子提出システム、通称mintsでは、書面をオンラインでアップロードした場合、即時に裁判所と相手方に届いていますので要注意ですよ、ということを私が担当するセミナー等でお話することがあります。

そしてmintsで提出した書面データは提出者側で取り消したり削除したりすることはできず、もし誤った書面データを出してしまった場合には裁判所に連絡をして裁判所側で対応してもらう必要があることも注意しなければならない点であることをお伝えしています。

これはオンライン提出である以上、新たなシステムにおいても同様の取扱いとなります。改正規則ではどうなっているのかを見てみたいと思います。

まず、現在、裁判記録は、紙で管理されているのはご承知のとおりです。

オンライン提出が可能であるmintsにおいてすら裁判所は書面データを紙にプリントアウトして紙で訴訟記録を管理しています。

ですが、今後、民事裁判手続きのIT化が実現した場合、データで提出した書面は、そのままデータで訴訟記録を構成します。e事件管理になりますのでね。

もし誤った書面をオンライン提出した場合においても、誤っていたからと言ってもすでに訴訟記録を構成している以上、提出者側にて、提出の取消しや書面データの削除を勝手にできるわけはなく、裁判所側にて消去できる場合についての規程が改正規則で設けられています。

まず、準備書面や証拠といった正式に訴訟記録を構成する書面についてです。

これらのデータについては、「当事者の全員が」「消去することに同意した場合」で、かつ、裁判所が「当該部分を消去することを相当と認めるとき」に、裁判所は「消去する措置を講ずることができる。」としています(改正規則第33条の5第1項)。

次に、全く事件と関係のないデータや明らかに誤って提出されたであろうデータについてです。

この場合には、その提出した当事者からの申出がある場合に限り裁判所は消去することができることとしています。

ただ、当事者が申出をすることが困難な事情がある場合がないとも限りませんので、特別な事情がある場合には、これらのデータを裁判所は自律的に消去することができることとなっています(同第2項)。

これら消去する措置を裁判所がした場合、その旨を裁判所書記官が記録して残しておく規程も設けられました(同3項)。

間違ってアップロードしちゃったから書記官さんちょっと内密に消しといて、と電話でお願いするなんてことはできないのです。今でもできませんけどね。

ということで、IT化が実現した暁には、誤ったデータを提出してしまったような場合には、裁判所に対応をお願いしなければなりませんし、相手方はデータをすぐに確認できることとなってしまいますので、今まで以上に十二分に気をつけていく必要がありそうです。


(編集長)



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【バックナンバー】
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【第588号】
■民事裁判手続きのIT化に対応した改正民事訴訟規則が公示! 内容をつまみ食い的ご紹介 その1 資格証明書等の提出は?/
■節約小ネタ 個人間の銀行振込・送金は無料を目指そう その2 さまざまな銀行で「ことら送金」を利用できるアプリ「BankPay」
https://houkairoumerumaga.seesaa.net/article/hmm588.html

【第589号】
■民事裁判手続きのIT化に対応した改正民事訴訟規則が公示! 内容をつまみ食い的にご紹介 その2 押印/
■目黒庁舎に移転した執行官室で不動産明渡執行の申立てしてみた
https://houkairoumerumaga.seesaa.net/article/hmm589.html

【第590号】
■民事裁判手続きのIT化に対応した改正民事訴訟規則が公示! 内容をつまみ食い的にご紹介 その3 バックオフィス連携/
■3分de1問のコーナー 日弁連の試験問題にチャレンジ!第18回
https://houkairoumerumaga.seesaa.net/article/hmm590.html


これまで配信してきました全てのバックナンバーは以下からご覧いただけます!
週刊!法会労メールマガジン バックナンバーブログ
https://houkairoumerumaga.seesaa.net/



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【研修会等企画のご案内】
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【来週第2回!!】
■■■ 日弁連能力認定試験フォローアップ研修 ■■■

今年度も、11/16(土)に実施される日弁連の「事務職員能力認定試験」に合わせて、中級講座修了者を対象とした日弁連能力認定試験に向けた事前のフォローアップ研修を行います。
昨年度同様、完全オンラインで実施いたします。東弁の研修受講者のための企画ですが、定員以内であればそれ以外の事務職員の方もご参加いただけますので是非ご参加ください。

主催:東京弁護士会 (担当委員会 弁護士業務改革委員会)
日時
第1回 2024年10月29日(火)14時~15時30分
第2回 2024年11月 7日(木)14時~15時30分
教材 2023年11月18日実施の「第15回事務職員能力認定試験」
参加費 無料
定 員 250名
申込方法 東京弁護士会HPの『法律事務職員の方へ』からお申込みください

詳細は東京弁護士会HPの『法律事務職員の方へ』及びチラシをご覧ください。
チラシはこちら↓
https://houkairou-mail-magazine.com/chirashi/24102_1107ninteisikenkensyu.pdf



■■■ 基礎から学ぶ 民事執行入門編 オンラインセミナー(全2回) ■■■

「事務職員が民事執行で理解しておくべきポイントは?」
「?債権執行申立書?の目録を作るように言われたけど、どうすれば良いかわからない…」
そんなお悩みを抱えている方はいらっしゃいませんか?
今回は、「実務の基礎」に立ち返ったセミナーを開催!
「民事執行」をテーマに、事務職員がおさえておくべきポイントを45分×2回で解説いただきます!
講師は事務職員団体「さんがつ会」(名古屋)にて実務研修をご担当の平野敏男氏です!
この機会にぜひご参加ください!

第一法規株式会社主催
【第1回】民事執行の仕組み
2024年11月13日(水)18:30~19:15
【第2回】債権執行申立書の整え方
2024年11月20日(水)18:30~19:15

詳細及び参加お申込は以下のサイトをご参照ください↓
https://x.gd/mMaTy



【NEW!!】
■■■ パソコン・IT疑問・お悩み解消千本ノック! ■■■

パソコンやITに関する疑問やお悩みお持ちでないですか?
普段は誰にも相談できずに困っていませんか?
そんな疑問・お悩みを法会労メルマガ編集長にぶつけてみましょう!
きちんと答えることができれば答えられないものもあるとは思いますが、全力を尽くして質問の全てにお答えします。
当日は会場参加もオンライン参加も可能なハイブリッド開催。
参加してその場で疑問解消!是非ご参加ください!
事前質問も受け付けています(^0^)/

・日 時 2024年11月22日(金) 18:30~20:00
・会 場 VILLENT秋葉原
(JR山手線「秋葉原駅」より徒歩3分)
東京都千代田区岩本町3-11-7 滝上ビル 2階西側
・参加費 無料
・連絡先 城北法律事務所 大田(TEL:03‐3988‐4866)

詳細は以下のURLよりチラシをご参照ください↓
https://houkairou-mail-magazine.com/chirashi/241122senbonknock.pdf

【参加】のお申込みは下記から↓
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSe-X8--QKr81V1eR58W_WNFH-ZAEfkDgriTFjx5BfBPOXn10Q/viewform

【事前質問】は以下よりご投稿ください↓
https://houkairou-mail-magazine.com/script/mailform/1000bonKnock/



■■■ デジタル時代の書証作成 ~これからの法律事務員が持つべきテクニック~ ■■■

裁判のIT化が進み、法律事務所における書面のe提出義務化が迫ってきています。
e提出が義務化されてから色々準備するのでは大変! 今から備えが必要です。
今回は、PDFで書証作成をする際に必要となるソフトウェアの機能や気を付けるべきポイントとともに、これからの時代増えるであろう動画や画像の書証作成にも対応すべく、動画や画像の編集についても学びます。
どなたでも参加できますので、ぜひ一緒に学び交流しましょう!

法会労 三多摩ブロック主催
・日 時 2024年11月29日(金) 18:30~
・会 場 三多摩法律事務所 会議室(定員15名)
・参加費 無料
 ※Zoom併用なのでオンラインでの参加も大歓迎です
・連絡先 八王子合同法律事務所 高橋(TEL:042-645-5151)
チラシはこちら↓
https://houkairou-mail-magazine.com/chirashi/241129santamakikaku.pdf

申込は下記から
https://us02web.zoom.us/meeting/register/tZwvfumuqDMqHtDNUMi5NLCCGnBfiHQ5OeMk



【NEW!!】
■■■ 破産申立「準備」セミナー ■■■

法律事務所の事務職員が関わることの多い破産手続開始申立事件。
今回は、そのうち申立関係書類の作成・準備の実務に特化した内容の講座を企画しました。
各裁判所でも煩雑化している申立関係書類ですが、今回は、以前より詳細な対応を求められていた横浜地裁での申立書類を題材に必要な準備について、暗号資産やキャッシュレス決済・後払決済等最新の取扱い方法も交えて、解説いただきます。

法会労 旬報分会・京橋すきや分会共催
・日 時 2024年12月11日(水) 19:00~20:30
・会 場 旬報法律事務所9階会議室(オンライン併用)
・参加費 500円(法会労組合員は無料)
 ※Zoom併用なのでオンラインでの参加も大歓迎です
・連絡先 日比谷シティ法律事務所 根本(TEL:03-3580-5460)
チラシはこちら↓
https://houkairou-mail-magazine.com/chirashi/ 241211hasanmousiktatejyunbiseminar.pdf

申込は下記から
https://houkairou-mail-magazine.com/script/mailform/kikakumousikomi/



■■■ 第一法規セミナー 見逃し配信 ■■■

■作例で学ぶExcelの使い方
~電子納付の管理表を作ってみよう~
https://x.gd/KeGiW


■誰でもカンタン!
事務所からパソコンで利用できる
不動産・法人登記の手続と調査サービス
オンラインセミナー
https://x.gd/wFWQf


■書面の作成補助を担当する方におすすめ!
裁判文書の「整え方」を伝授するセミナーです!
「司法行政文書」や「公用文作成の考え方」を参考に、
裁判書面作成補助の際のポイントを紹介!
https://x.gd/MikQe



■■■ 東京弁護士会 基礎講座・中級講座 ■■■

雇用弁護士からの申込みが必要ですが、雇用弁護士が「東弁会員でなくとも」受講可能な法律事務員向けの研修講座です。

戸籍・住民票・登記・民事訴訟・保全・執行・家事事件・簡裁事件・相続・刑事・少年・破産・再生・担保取消・供託・破産管財等、法律事務員が関わる様々な案件を幅広く学ぶことができます。おそらくラインナップ・充実度では業界トップレベルでしょう。

東京の方はもちろん、地方の方も雇用弁護士の承認のもと受講できます。ご活用いただくと良いでしょう。

詳細は、東京弁護士会のホームページ「法律事務所職員の方へ」をご参照ください↓
https://x.gd/s2rsp



■■■ 日弁連・事務職員能力認定制度のご案内 ■■■

日弁連・事務職員能力認定制度のご案内です。
この制度は、法律事務員の社会的地位向上を求めて、
全国統一研修を実現させるため取り組まれた、全国の事務員の署名活動が
日弁連を動かして2008年にスタートした事務員のための制度です。
現在は、研修と試験が分離されて、より利用しやすくなっています。

★認定研修はeラーニングで受講が可能です。
また、過去の研修がライブラリ化されています。
これによりPCで、無料で、いつでも、何回でもスキルアップにつながる研修を受けることが出来ます。
是非、受講申込みを!

詳細は日弁連ホームページの法律事務職員のページをご参照ください↓
https://www.nichibenren.or.jp/staff.html



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【業務に役立つ書籍紹介】
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■法律事務職員のための実務情報誌「法律事務」

第48号 相続財産清算人(管理人)の現場
―財産管理の実務講義録と事例紹介―

2021年に開催した全国交流会のLIVE研修をベースに、講師の柴田未来弁護士の監修のもと、誌上実務講座用にまとめました。
相続財産管理人の選任から終結までの流れ、弁護士と事務員の役割分担、事件のエピソードなど盛りだくさん。
柴田弁護士と法全連幹事の経験交流も掲載しました。
今号も実務に役立つ一冊となっています。
2023年7月発行
頒価1,200円(税込・送料別)
ご購入申込み及び詳細は以下の法全連ホームページ「法律事務」のページをご参照ください。
https://houzenren.com/houritujimu.html



■JALAP(日本弁護士補助職協会)の書籍は現在改訂作業中です。



■今日から弁護士秘書~事務職員新人独習テキスト
法律事務員さんの日常業務のキホンのキをコンパクトな分量で解説しています。書籍版は200円で販売していますが,PDF版はなんと!無料で配布しています。
法律事務所用語集では「J庁」「赤い本・青い本」「Z折り」など初心者には「なんのこっちゃ?」な用語が集められています。
https://www.nichibenren.or.jp/jfba_info/publication/book/secretary.html



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【事務員あるある】
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金融機関が、そんな公的書類は存在しないでしょという無茶な書類を要求してくる



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【お仕事ミニ情報】
株式会社の代表者個人の住所を非表示にする制度 設立登記の申請と同時に申請が必要だけれども?
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今年(2024年)10月1日から、「株式会社」の代表者個人の住所を、登記事項証明書等において非表示にできる制度が開始したことは何度も書いていますが、制度開始の注意喚起の意味合いも含めちょっとしたお話を。

ちなみに、個人の住所を非表示?ナニソレ?という方は、以下の当メルマガバックナンバーをご参照ください↓
第568号【法令改正情報】
株式会社の代表者個人の住所を登記事項証明書等において非表示にできる制度が開始 2024年10月1日から
https://houkairoumerumaga.seesaa.net/article/hmm568.html#1

上記バックナンバーでも書きましたが、株式会社代表者個人の住所を非表示にする申出は、登記申請と同時に申出をすることを要します(商業登記規則第31条の3第1項)。

そして、この申出をする際には、株式会社の本店及び株式会社名を宛先として送った配達証明郵便がきちんと届いたことが分かる配達証明書等を添付する必要がありますが、「設立」登記と同時にこの申出をする場合、当然ですが、登記申請時点ではこの株式会社は設立されていないわけですから、株式会社自体が存在しませんし、よって本店の登記もないわけです。

なのに、株式会社の本店及び株式会社名を宛先として送った配達証明郵便がきちんと届いたことが分かる配達証明書等を添付書類として要求するのは無理があるのではないかと、少々物議を醸している模様です。ある著名な司法書士の先生のブログに書いてありました。

確かに、文理上無理があるような…。
今後、こんな相談があったりするでしょうか。


(編集長)



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【法会労って?】
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法会労(正式名称:法律会計特許一般労働組合)は,法律事務所など士業の事務所で働く事務員・秘書などでつくられている労働組合です。

法律事務所等で働く方であればどなたでも,ひとりでも入れる労組(ユニオン)です!


法会労の詳細はホームページをご覧ください。労働相談も随時受け付けております!
法会労ホームページ
http://www5a.biglobe.ne.jp/~houkairo/
オンライン相談申込フォームもあります↓
http://form1.fc2.com/form/?id=801887

法会労の紹介パンフレットはこちら↓
https://houkairou-mail-magazine.com/chirashi/panfuhoukairou.pdf
組合員の女性が集う女性部のブログもあります↓
https://houkairou-joseibu.at.webry.info/
組合員の若手が集う青年部公式LINEあります。友だち追加しちゃおう!↓
https://lin.ee/Nf6i6Xt



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【ご意見・ご感想・ご質問は…編集部へ!】
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このメールマガジンへのご質問などは,以下のいずれかの方法で編集長に直接届きます。


■届いたメールマガジンに「返信」する
■編集部のメールアドレス:
houkairoumerumaga@gmail.com
にメールする

編集長のみが見て,お返事もしていますので,どうぞお気軽にご連絡ください!

今回の記事はいかがでしたか?
ご意見・ご感想を頂ければ幸いです!

メルマガに関すること以外の法会労についてなどもお気軽にお問い合わせ下さい!

ご連絡お待ちしています!


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【今週の雑学知識】
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11月1日はキティちゃんの誕生日



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【編集後記】
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夜寝ていたときに見た夢の話で、相対取引で不動産買ったとか、研修会の講師していたら大音量でイカガワシイ動画を流してしまったとか、この編集後記で書いたりしたことがあるのですが、今回は現実のできごとでした。

先日、みなさんの前で1時間半くらいお話をする研修会がありました。

画面にパワーポイントで投影しながらお話ししたんですけど、その際に作成した投影資料は100枚くらい。作るの大変だったー。渾身の100枚でした。

100枚もありますから、そこにイカガワシイ画像が1枚くらい含まれていてもおかしくないわけ無いですね。

まあ含まれていたらネタとして面白かったのかも知れませんが、そうではありません。

研修会当日です。順調に1時間くらい話しました。

投影資料は60枚くらい進んだところでした。

次に進もうとしたときです。なんと、そこにはイカガワシイ…しつこいな、じゃなくてそこにあったのは、無、でした。

なんで!?100枚作ったからあと40枚はあるはずよね?

しかもここで終わったら中途半端も良いところ、あと30分も余っちゃうし。

そこは、機転を効かせましたね。もう1時間も経ってお疲れでしょうから、とか何とか言って休憩取りました。時間稼ぎです。

めちゃくちゃ焦りました。で、どうする?

いくつか考えました。

プランA:なんか疲れちゃいましたよね?もう良いですね?はい、おしまい!と終わらせてしまう。
いやいや、お金払って参加してる人もいるしクレーム殺到でしょう。

プランB:ちょっと話早かったですから、おさらいしましょう!とまた30枚くらいを繰り返す。
ダメだ。そんなのダメだ。

プランC:立ち去る。
最悪だ。

まあ、そこはなんとかなったんですけどね。ドロップボックスの復元機能で。ありがとうドロップボックス!

その研修会の際も話しましたけどね。実は投影資料消えちゃってドロップボックスで助かったと。
もしかするとその研修会に参加していた方もこの文章読んでるかも知れませんが、知らなかったでしょう?私が立ち去ることまで考えていたとは。

いやいやそんなことは考えもしませんでしたから!少ししか。


本号も最後までご覧いただきありがとうございますm(_ _)m


(編集長)


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週刊 法律会計特許一般労働組合メールマガジン 編集部

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