週刊 法会労メールマガジン
*:.。..。.:*・*:.。..。.:*・*:.。..。.:*・*:.。..。.:*・*:.。..。.:*・*:.。..。.:*
毎週金曜日発行
2024年10月18日
【第589号】
法律事務所等で働くみなさんこんにちは!
法会労メールマガジンです。
今年(2024年)10月1日から、「株式会社」の代表者の住所を、登記事項証明書等において非表示にできる制度が開始しましたね。
当メルマガではすでに5月時点でいち早くお知らせしましたので、法律事務員のみなさまにおいてはご承知のことと思います。
こんな記事↓
第568号【法令改正情報】
株式会社の代表者個人の住所を登記事項証明書等において非表示にできる制度が開始 2024年10月1日から
https://houkairoumerumaga.seesaa.net/article/hmm568.html#1
もし、訴え提起をしようとした相手の会社がこの非表示制度を利用していた場合、会社本店宛の訴状の送達ができないとすれば代表者個人宛の送達を試みることもあり得ますが、そのようなときには登記簿附属書類の閲覧制度を利用する方法があることも上記記事でご紹介しました。
他にも弁護士会照会や調査嘱託にて代表者の住所を調べることもできますが、もう一つ、「株式会社の本店所在場所における実在性が認められない場合」に登記官は非表示措置を終了させることができます(商業登記規則第31条の3第4項第2号)ので、その職権発動を促す上申をして非表示でなくする方法もあります。
これをする場合、少々手間や時間がかかりますので、いち早く非開示の代表者の個人住所を知りたいのであれば、やはり登記簿附属書類の閲覧かなと思いますが、一応、上記記事では記載していなかったので、こんな方法もあるんだよとして追加でお知らせしておきます。
いずれこの実在性が認められない場合の職権発動については記事にしたいと思います。
(編集長)
______________________________________________________________________________
【今週の掲載記事】
______________________________________________________________________________
■お役立ち過去記事紹介
■裁判手続きのIT化情報
民事裁判手続きのIT化に対応した改正民事訴訟規則が公示! 内容をつまみ食い的にご紹介 その2 押印
■研修会等企画のご案内
■業務に役立つ書籍紹介
■事務員あるある
■お仕事体験記
目黒庁舎に移転した執行官室で不動産明渡執行の申立てしてみた
■法会労って?
■今週の雑学知識
■編集後記
______________________________________________________________________________
【お役立ち過去記事紹介】
______________________________________________________________________________
裁判で勝訴して判決が確定したものの相手は支払ってくる気配なしな案件で,その相手に中退共の退職金が入ってくる情報をキャッチ!
果たして,差押えができるのか!?を検討した体験記をご紹介しています。
第353号【お仕事体験記】
中退共の退職金の差押えができないか調べてみました
https://houkairoumerumaga.seesaa.net/article/202001article_1.html#sasiosae
______________________________________________________________________________
【裁判手続きのIT化情報】
民事裁判手続きのIT化に対応した改正民事訴訟規則が公示! 内容をつまみ食い的にご紹介 その2 押印
______________________________________________________________________________
民事裁判手続きのIT化に対応した改正民事訴訟規則(以下、「改正規則」と記載)が、先日(2024年)9月17日の官報(号外216号)に掲載・公示となりました
これまで改正法だけでは詳細が不明だった点について、一部、具体的な運用イメージが見えるようになってきましたので、特徴的な点をあくまでもつまみ食い的にですが、ご紹介したいと思います。
なお、改正規則の施行期日は、IT化実現のための改正民事訴訟法(以下「改正法」と記載)の施行とともにされる予定ですので、2026年5月までには施行となります。
今回は、私たち法律事務員にはお馴染みの書面への押印についてご紹介します。
現行民事訴訟規則(以下「現行規則」と記載)では、「訴状、準備書面その他の当事者又は代理人が裁判所に提出すべき書面には(中略)当事者又は代理人が記名押印するものとする」(現行規則第2条第1項)との規程があります。
この記名押印は、当事者又は代理人が書面を真正にその意思に基づいて作成したことを示す意味合いがあります。
みなさんも裁判所に提出する訴状や準備書面、証拠説明書や各種申立書・申請書には、ほぼ全部、弁護士の職印を押して提出していることでしょう。
一方で、改正規則では「押印」の記載が削除となり、「記名」のみ(但し、当該書面がその提出により訴訟手続の開始、続行、停止又は完結をさせるものである場合にあっては、記名押印)で足りることとなりました。
また、オンライン申立てが義務化される訴訟代理人たる弁護士については、改正法にて「法令の規定により署名等(中略)をすることとされているものについては、当該申立て等をする者(※編集部注記:オンライン申立てをする者のこと)は、当該法令の規定にかかわらず、当該署名等に代えて、最高裁判所規則で定めるところにより、氏名又は名称を明らかにする措置を講じなければならない。」として、署名等をするのではなく「氏名又は名称を明らかにする措置」を講じることとなりました。
そして、今回の改正規則で「氏名又は名称を明らかにする措置」が定められました。
この措置とは「当事者等識別符号及び暗証符号を電子申立て等をする者の使用に係る電子計算機から入力すること」(改正規則第52条の11第1項)です。
は?という感じかもしれませんが、要するにオンライン申立てのためのシステムにIDとパスワードをもってログインすること、が「氏名又は名称を明らかにする措置」ということです。
非常にまどろっこしい書きぶりとなりましたが、つまりは、IT化によって押印はなくなる、とまずは理解いただいて結構かと思われます。
そして押印の代わりにシステムにIDとパスワードをもってログインすることが氏名又は名称を明らかにする措置として必要ということで、IDとパスワードの管理やセキュリティ対策(乗っ取り・なりすましを防ぐ等)が非常に大事なってくるということになろうかと思われます。
これまで職印に親しんできた私たちとしては少々淋しい気もしますが、あくまでも裁判所において、ですが職印を使うことは将来的には無くなっていくような見込みとなっております。
(編集長)
______________________________________________________________________________
【バックナンバー】
______________________________________________________________________________
【第586号】
■東京地検で公判係属中の刑事事件の記録謄写を事務員がセルフコピーでやってみた/
■江戸川区でも戸籍等謄本等の職務上請求でキャッシュレス決済できる!
https://houkairoumerumaga.seesaa.net/article/hmm586.html
【第587号】
■ワード小技 修正箇所はどこ?同じ文書のバージョンの違いを比較!できる機能・変更履歴がある文書の最終版をプリントアウトする/
■節約小ネタ 個人間の銀行振込・送金は無料を目指そう その1 振込無料のサービス紹介
https://houkairoumerumaga.seesaa.net/article/hmm587.html
【第588号】
■民事裁判手続きのIT化に対応した改正民事訴訟規則が公示! 内容をつまみ食い的ご紹介 その1 資格証明書等の提出は?/
■節約小ネタ 個人間の銀行振込・送金は無料を目指そう その2 さまざまな銀行で「ことら送金」を利用できるアプリ「BankPay」
https://houkairoumerumaga.seesaa.net/article/hmm588.html
これまで配信してきました全てのバックナンバーは以下からご覧いただけます!
週刊!法会労メールマガジン バックナンバーブログ
https://houkairoumerumaga.seesaa.net/
______________________________________________________________________________
【研修会等企画のご案内】
______________________________________________________________________________
【本日!!】
■■■ おなやみ相談交流会 in 五反田 ■■■
業務にまつわるお仕事の悩みや、働く環境にモヤモヤ。
でも周りに相談できる人がいない…、なんてことありませんか?
アナタのお悩み、お聞きします♪解決のキッカケになるかもしれませんよ
同業種の人とつながりたいって方、初めての方も大歓迎です!
日 時 2024年10月18日(金)18:30~20:00
(途中参加・途中退出OK)
場 所 五反田法律事務所
参加費 無料
▽下記URLの登録フォームよりお申込みください
https://forms.gle/NNu4kCS23qVitkeV7
詳細は以下のURLからチラシをご参照ください。
https://houkairou-mail-magazine.com/chirashi/241018onayamisoudankai.pdf
【来週!!】
■■■ 法律事務所の年末調整対応オンラインセミナー ■■■
みなさま、今年も「年末調整」の季節がやって来ます!
「6月から始まった定額減税を踏まえて、どう対応すべきなの…?」
「他の事務所はどのように年末調整しているの…?」
そんな皆様のお悩みを解消するヒントをご紹介!
今回もベテラン事務職員の伊藤様にご登壇いただき、「年末調整」の対応方法や手続きの一例を解説いただきます!
まずは「年末調整」に備え、一緒に理解を深めませんか?
第一法規株式会社 主催
日 時 2024年10月23日(水)18:30~19:00
開催方法 オンライン(Zoomウェビナー)
参加費 無料
詳細及び参加のお申込みは以下のURLより特設サイトをご参照ください。
https://daiichihoki.satori.site/seminar/hoso/20241023/index.html?c=fe5a061f1573cac6-d34b1268c1b43968
【まだ間に合う!】
■■■ 法律事務員全国交流会 ■■■
法律事務所で働く事務員が日本全国2000人加入している法律事務員全国連絡会(略称:法全連)が毎年恒例で開催している一大イベントです。
今年は宮城県仙台市内で開催します。現在、IT化やデジタル化の波が私たちの業務や働き方を大きく変えています。複雑化する手続きに対するコンプライアンスの強化が求められる中、私たち事務員も知っておくべき情報を共有し、改めて役割についても意見交換しましょう。また各地で頻発する災害への備えについても交流します。もちろん、楽しい懇親会も用意しています!
2日目には「介護福祉の現場と実務」セミナーを行います。後見業務への理解を深め、自身の将来や家族のためにも知っておきたい内容です。
未来に向けたスキルアップとネットワークの構築のチャンスを、ぜひお見逃しなくご参加ください!
主催:法律事務員全国連絡会
日時
2024年10月26日(1日目) 13:30~17:00
2024年10月27日(2日目) 10:00~12:00
場所
仙台市戦災復興記念館(会議・セミナー)
ミア・アンジェラ一番町店(懇親会・二次会)
参加費
1日目会議(座談会)2,000円
懇親会6,000円
二次会3,000円
2日目セミナー2,000円
※1日目はリアル参加のみですが、2日目の研修「介護福祉の現場と実務」はオンライン参加も可能です。
詳細は以下のURLよりチラシをご参照ください。
https://houkairou-mail-magazine.com/chirashi/241026_27houzenrenzenkokukouryukai.pdf
■■■ 日弁連能力認定試験フォローアップ研修 ■■■
今年度も、11/16(土)に実施される日弁連の「事務職員能力認定試験」に合わせて、中級講座修了者を対象とした日弁連能力認定試験に向けた事前のフォローアップ研修を行います。
昨年度同様、完全オンラインで実施いたします。東弁の研修受講者のための企画ですが、定員以内であればそれ以外の事務職員の方もご参加いただけますので是非ご参加ください。
主催:東京弁護士会 (担当委員会 弁護士業務改革委員会)
日時
第1回 2024年10月29日(火)14時~15時30分
第2回 2024年11月 7日(木)14時~15時30分
教材 2023年11月18日実施の「第15回事務職員能力認定試験」
参加費 無料
定 員 250名
申込方法 東京弁護士会HPの『法律事務職員の方へ』からお申込みください
詳細は東京弁護士会HPの『法律事務職員の方へ』及びチラシをご覧ください。
チラシはこちら↓
https://houkairou-mail-magazine.com/chirashi/24102_1107ninteisikenkensyu.pdf
【第2回締切間近!!】
■■■ 民事裁判のIT化で変わる事務職員の仕事 ■■■
民事裁判のIT化に向けて、すでに成立している民事訴訟法等の改正法が、2026年5月までに全面的に施行されることが決まっています。本格的に導入されるまで、いよいよあと1年半ということになります。
IT化の本格導入による変化は多岐に渡りますので、施行間際になって慌てないように、今から計画的に準備を進める必要があります。
今回のセミナーでは、IT化の概要、実務への影響、IT化で必要となるスキル、情報セキュリティ、民事裁判以外の裁判手続のIT化等々をについて、2回に分けて詳しく解説する予定です。
ぜひ多くの皆様の参加申し込みをお待ちしています。
共催:法律事務職員業務研修世話人会・日本弁護士補助職協会(JALAP)
日 時:
第1回 10月17日(木)19:00~20:30(終了しました)
第2回 10月30日(水)19:00~20:30
開催方法:Zoomによるオンラインセミナー
講 師:根本好文氏(日比谷シテイ法律事務所事務職員)
参加費:2回で3000円(資料は共通なので1回のみの場合は2000円)
お申込み:下記申込みフォームに記載して、10月12日(2回目のみの参加は10月25日)までにお申し込み下さい。
https://forms.gle/Gtx4dhQDJk2Hyh8V9
詳細は以下のURLからチラシをご参照ください。
https://houkairou-mail-magazine.com/chirashi/241017_1030itkaseminar.pdf
【NEW!!】
■■■ 基礎から学ぶ 民事執行入門編 オンラインセミナー(全2回) ■■■
「事務職員が民事執行で理解しておくべきポイントは?」
「?債権執行申立書?の目録を作るように言われたけど、どうすれば良いかわからない…」
そんなお悩みを抱えている方はいらっしゃいませんか?
今回は、「実務の基礎」に立ち返ったセミナーを開催!
「民事執行」をテーマに、事務職員がおさえておくべきポイントを45分×2回で解説いただきます!
講師は事務職員団体「さんがつ会」(名古屋)にて実務研修をご担当の平野敏男氏です!
この機会にぜひご参加ください!
第一法規株式会社主催
【第1回】民事執行の仕組み
2024年11月13日(水)18:30~19:15
【第2回】債権執行申立書の整え方
2024年11月20日(水)18:30~19:15
詳細及び参加お申込は以下のサイトをご参照ください↓
https://x.gd/mMaTy
【NEW!!】
■■■ デジタル時代の書証作成 ~これからの法律事務員が持つべきテクニック~ ■■■
裁判のIT化が進み、法律事務所における書面のe提出義務化が迫ってきています。
e提出が義務化されてから色々準備するのでは大変! 今から備えが必要です。
今回は、PDFで書証作成をする際に必要となるソフトウェアの機能や気を付けるべきポイントとともに、これからの時代増えるであろう動画や画像の書証作成にも対応すべく、動画や画像の編集についても学びます。
どなたでも参加できますので、ぜひ一緒に学び交流しましょう!
法会労 三多摩ブロック主催
・日 時 2024年11月29日(金) 18:30~
・会 場 三多摩法律事務所 会議室(定員15名)
・参加費 無料
※Zoom併用なのでオンラインでの参加も大歓迎です
・連絡先 八王子合同法律事務所 高橋(TEL:042-645-5151)
チラシはこちら↓
https://houkairou-mail-magazine.com/chirashi/241129santamakikaku.pdf
申込は下記から
https://us02web.zoom.us/meeting/register/tZwvfumuqDMqHtDNUMi5NLCCGnBfiHQ5OeMk
■■■ 第一法規セミナー 見逃し配信 ■■■
■作例で学ぶExcelの使い方
~電子納付の管理表を作ってみよう~
https://x.gd/KeGiW
■誰でもカンタン!
事務所からパソコンで利用できる
不動産・法人登記の手続と調査サービス
オンラインセミナー
https://x.gd/wFWQf
■書面の作成補助を担当する方におすすめ!
裁判文書の「整え方」を伝授するセミナーです!
「司法行政文書」や「公用文作成の考え方」を参考に、
裁判書面作成補助の際のポイントを紹介!
https://x.gd/MikQe
■■■ 東京弁護士会 基礎講座・中級講座 ■■■
雇用弁護士からの申込みが必要ですが、雇用弁護士が「東弁会員でなくとも」受講可能な法律事務員向けの研修講座です。
戸籍・住民票・登記・民事訴訟・保全・執行・家事事件・簡裁事件・相続・刑事・少年・破産・再生・担保取消・供託・破産管財等、法律事務員が関わる様々な案件を幅広く学ぶことができます。おそらくラインナップ・充実度では業界トップレベルでしょう。
東京の方はもちろん、地方の方も雇用弁護士の承認のもと受講できます。ご活用いただくと良いでしょう。
詳細は、東京弁護士会のホームページ「法律事務所職員の方へ」をご参照ください↓
https://x.gd/s2rsp
■■■ 日弁連・事務職員能力認定制度のご案内 ■■■
日弁連・事務職員能力認定制度のご案内です。
この制度は、法律事務員の社会的地位向上を求めて、
全国統一研修を実現させるため取り組まれた、全国の事務員の署名活動が
日弁連を動かして2008年にスタートした事務員のための制度です。
現在は、研修と試験が分離されて、より利用しやすくなっています。
★認定研修はeラーニングで受講が可能です。
また、過去の研修がライブラリ化されています。
これによりPCで、無料で、いつでも、何回でもスキルアップにつながる研修を受けることが出来ます。
是非、受講申込みを!
詳細は日弁連ホームページの法律事務職員のページをご参照ください↓
https://www.nichibenren.or.jp/staff.html
______________________________________________________________________________
【業務に役立つ書籍紹介】
______________________________________________________________________________
■法律事務職員のための実務情報誌「法律事務」
第48号 相続財産清算人(管理人)の現場
―財産管理の実務講義録と事例紹介―
2021年に開催した全国交流会のLIVE研修をベースに、講師の柴田未来弁護士の監修のもと、誌上実務講座用にまとめました。
相続財産管理人の選任から終結までの流れ、弁護士と事務員の役割分担、事件のエピソードなど盛りだくさん。
柴田弁護士と法全連幹事の経験交流も掲載しました。
今号も実務に役立つ一冊となっています。
2023年7月発行
頒価1,200円(税込・送料別)
ご購入申込み及び詳細は以下の法全連ホームページ「法律事務」のページをご参照ください。
https://houzenren.com/houritujimu.html
■JALAP(日本弁護士補助職協会)の書籍は現在改訂作業中です。
■今日から弁護士秘書~事務職員新人独習テキスト
法律事務員さんの日常業務のキホンのキをコンパクトな分量で解説しています。書籍版は200円で販売していますが,PDF版はなんと!無料で配布しています。
法律事務所用語集では「J庁」「赤い本・青い本」「Z折り」など初心者には「なんのこっちゃ?」な用語が集められています。
https://www.nichibenren.or.jp/jfba_info/publication/book/secretary.html
______________________________________________________________________________
【事務員あるある】
______________________________________________________________________________
「確認」と入力・変換しようと思ったところ、ミスって「角煮」になる
______________________________________________________________________________
【お仕事体験記】
目黒庁舎に移転した執行官室で不動産明渡執行の申立てしてみた
______________________________________________________________________________
以前は霞が関の東京地裁本庁にあった執行官室ですが、一昨年(2022年)4月1日に民事執行センターのある目黒庁舎に、ほぼ予告なく突如とも感じられるような移転をしました。
当メルマガでは編集部特派員のファインプレーにより事前情報をキャッチし移転前に記事を掲載することができましたが、その際に「執行センターでは,原則として執行官面接は実施せずに電話での打ち合わせとなるそうです。どうしても面接したい場合には事前に担当執行官と電話で調整する必要があるとのことです。」との記事を書きました。
このたび、現地に出向いて不動産の明渡執行の申立てをしてきた体験記をお寄せいただきましたのでご紹介します。
果たしていま、執行官面接は?予納金の納付は?どうなっているのでしょうか?
(編集部)
______________________________________________________________________________
私がかつて霞が関にあった執行官室に申立てをした際には、申立時に担当執行官の名前の記載のある「面接票」が渡され、その後、本庁建物9階の出納課に予納金を納め、翌日以降、朝9時から9時20分というタイトな時間枠の間に、再度、執行官室を訪れて担当執行官と面接する、というようなことをしていました。
現在の執行官室は目黒庁舎の2階にあります。
申立書と関係書類一式を窓口で提出します。
今回は、一部、目録の枚数に不足がありましたのでコピーする必要が生じました。
庁舎1階にコピー機があるそうなのですが、場所がよく分かりませんでしたので、近くのコンビニに走りました。徒歩4分程度の距離です。
ちなみに、このコンビニの道路を挟んだ反対側に目黒碑文谷二郵便局があります。民事執行センターには収入印紙や郵券の売場はありませんので、もし印紙・郵券が必要になったような場合にはここを利用すると良いでしょう。
執行官室に戻り不足書類を提出して書類の窓口審査は終わり、担当執行官の名前を教えてもらいました。
面接について確認すると、いまはやはり対面での面接はしておらず、基本的に電話での面接・打合せとなるそうです。
後日、執行官から弁護士宛に電話が入るとのことです。
執行官が当日の仕事を終えて執行官室に戻ってきてから電話をするそうですので、17:00~18:00頃に電話が入るとのことでした。
次に予納金ですが、目黒庁舎にも出納課がありますので、そこで納付することができます。
以上、簡単ですが、現在の執行官室への申立てのお話でした。
なお、どうでも良いですが、今回は、持っていった現金に不足があり、再度コンビニに走りました。確かにコンビニ、近くて便利でしたね。
(主無印)
______________________________________________________________________________
【法会労って?】
______________________________________________________________________________
法会労(正式名称:法律会計特許一般労働組合)は,法律事務所など士業の事務所で働く事務員・秘書などでつくられている労働組合です。
法律事務所等で働く方であればどなたでも,ひとりでも入れる労組(ユニオン)です!
法会労の詳細はホームページをご覧ください。労働相談も随時受け付けております!
法会労ホームページ
http://www5a.biglobe.ne.jp/~houkairo/
オンライン相談申込フォームもあります↓
http://form1.fc2.com/form/?id=801887
法会労の紹介パンフレットはこちら↓
https://houkairou-mail-magazine.com/chirashi/panfuhoukairou.pdf
組合員の女性が集う女性部のブログもあります↓
https://houkairou-joseibu.at.webry.info/
組合員の若手が集う青年部公式LINEあります。友だち追加しちゃおう!↓
https://lin.ee/Nf6i6Xt
______________________________________________________________________________
【ご意見・ご感想・ご質問は…編集部へ!】
______________________________________________________________________________
このメールマガジンへのご質問などは,以下のいずれかの方法で編集長に直接届きます。
■届いたメールマガジンに「返信」する
■編集部のメールアドレス:
houkairoumerumaga@gmail.com
にメールする
編集長のみが見て,お返事もしていますので,どうぞお気軽にご連絡ください!
今回の記事はいかがでしたか?
ご意見・ご感想を頂ければ幸いです!
メルマガに関すること以外の法会労についてなどもお気軽にお問い合わせ下さい!
ご連絡お待ちしています!
______________________________________________________________________________
【今週の雑学知識】
______________________________________________________________________________
電卓で、自分の誕生「月」×4+9×25+誕生「日」-225の計算をすると、自分の誕生月日が表示される
(例えば、誕生月日が11月16日の場合、11×4+9×25+16-225を計算した結果1116と表示される)
______________________________________________________________________________
【編集後記】
______________________________________________________________________________
私が日夜身に付けているスマートウォッチ。数千円の安物ではあるもののさすがはスマートウォッチなんですよ。
例えば私が終電に乗り遅れそうになって走ったりすると、ランニングと認識して運動を自動記録してくれたりするんです。
この機能いる?と思わなくもないですが。
以前、仕事で廃屋の竹藪で伐採をしていた際も自動検知、なんてことを以前このメルマガでも書きました。
運動の種類としては、エアロビクス。
エアロビクスとはダンス形式の有酸素運動のことらしいですね。
廃屋の竹藪でエアロビクスとはなかなかにシュールです。
確かに伐採も運動と言えなくはないでしょう。
けど、この機能いる?
先日のお休み、お昼の時間にも自動で運動の記録をつけ始めました。
運動の種類としては、エリプティカル。
運動器具を使ってするエクササイズのようですね。
こう両手に棒を握って前後に動かすような運動、上腕二頭筋を鍛ることができるのでしょう、と認識したようです。
確かに両手使った動きしてましたね。
大量に茹でたブツを氷水で締めてですね、くるくると一口大に丸めると、要するに、そうめんです。10束分くらいあったと思います。
ですので、さすがはスマートウォッチ、両手に棒を握って前後に動かすような運動同様上腕二頭筋が鍛えられる、わけあるかーい。
この機能無くていいね。
本号も最後までご覧いただきありがとうございますm(_ _)m
(編集長)
本号の記事が役に立った!面白かった!イイね!と思われた方は、クリック!
法会労メルマガを応援!
https://blog.with2.net/link/?id=2111375
人気ブログランキングで法会労メルマガに1票!
<><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><>
週刊 法律会計特許一般労働組合メールマガジン 編集部
お問い合わせ・配信停止などのご連絡は
〒101-0044
東京都千代田区鍛冶町2-9-1
電話 03-3255-9280
メール houkairoumerumaga@gmail.com
ホームページhttp://www5a.biglobe.ne.jp/~houkairo/
<><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><><>
法律会計特許一般労働組合(略して法会労)メールマガジンは法律事務所等で働く事務職員の仲間に有用な情報をお届けすることを目的として2012年に創刊された週刊のメールマガジンです。
当ブログではバックナンバーを掲載しています。
配信した全号をお読みいただけますが,内容は配信当時の法令・官公庁の運用がベースとなっていますのでくれぐれもご注意ください。
法会労メールマガジンでは毎週金曜日に以下のような記事を定期的に配信しています!
法改正、手続や運用の変更の最新情報
民事訴訟・刑事訴訟手続解説
裁判所等外回り小ネタ・情報
業務研修会や各種交流企画の案内
労働組合や働くルールの解説
法律事務所などで働く事務職員や補助者の方であればどなたでもご登録頂けます。
この記事へのコメント