週刊 法会労メールマガジン
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毎週金曜日発行
2022年7月22日
【第480号】
法律事務所等で働くみなさんこんにちは!
法会労メールマガジンです。
暑いですね。夏ですし。マスクしてますからね。
外出する際にはこまめな水分補給をお忘れなく(^0^)/
さて、先週金曜日に当メールマガジン創刊10周年記念オフ会を開催しました。
企画・運営にご協力頂きましたみまさま、ご参加頂いたみなさま、本当にありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。
お陰様でオフ会は、私自身、終電を逃す程に盛り上がりました。励まされて大いに気力が湧きました。
その後、終電逃したため熱帯夜に3駅分歩いて大いに気力が削がれたものの、今後も1000号配信を目指して大いに頑張りたい気持ちは多少残っています。引き続きのご支援のほど、お願い申し上げますm(_ _)m
ところで話変わって、熱帯夜・夏と言えば,業界的には夏季休廷期間を思い浮かべるでしょうか。
夏の一定期間,法廷をお休みにして裁判所の職員がまとまったお休みを取るための期間ですが,裁判期日が入らないということもあって法律事務所でも少々のんびりな感じになりますね。
裁判所に行く機会も通常と比べると減るでしょうか。
そんな休廷期間の裁判所の中の様子について裁判所の職員さんが書いているブログを見つけましたのでご紹介します。
裁判所の中の人のブログ
https://efef-blog.com/summer-holiday/
このブログを読むと,やはり裁判所の中もまったりするのだとか。
書いているのはどこの裁判所の職員さんなのか定かではないですが,普段は私たちは外から見ることしかできない書記官室内部の様子が書かれていて興味深いです。ほかの記事も中の人なお話が書いてあって興味深いです。一度ご覧頂くと良いでしょう(^O^)b
(編集長)
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【今週の掲載記事】
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■お役立ち過去記事紹介
■外回り情報
東京高裁民事部が仮移転(予定)! あと2年後に 6年間くらい大手町へ
■研修会等企画のご案内
■業務に役立つ書籍紹介
■事務員あるある
■裁判手続のIT化情報
裁判所へのオンライン書面提出でGビズIDを活用か
■法会労って?
■今週の雑学知識
■編集後記
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【お役立ち過去記事紹介】
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マンションの部屋番号を知っていれば管轄法務局にその建物の家屋番号を電話で照会できることをご紹介しています。
第370号【お仕事ミニ情報】
マンションの家屋番号を法務局に電話して聞く
https://houkairoumerumaga.seesaa.net/article/202004article_6.html#1
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【外回り情報】
東京高裁民事部が仮移転(予定)! あと2年後に 6年間くらい大手町へ
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今年(2022年)4月1日に霞が関にあった東京地裁の執行官室がほぼ予告なく移転してしまったのは記憶に新しいところです。
当メルマガでは、特派員のファインプレーにより、ぎりぎり同3月18日に移転の情報をみなさまにお知らせすることができましたが、もっと早くに裁判所は広報しましょうよ!と思わずにはいられなかったものです。
バックナンバーはこちら↓
第463号【外回り情報】
執行官室が目黒の執行センターに移転! もう移転始まってます 4/1には完全移転に
https://houkairoumerumaga.seesaa.net/article/202203article_4.html#2
どうも今回も微妙に広報不足の感が否めませんが、東京高裁民事部がアスベスト対策工事のために、まだ先の2024年(令和6年・予定)ですが、大手町の合同庁舎に仮移転することが分かりました。
日程的な広報は良いとして、東京高裁・地裁本庁(以下「高裁棟」)が入っている建物にアスベストが使われていることは知っている人は知っていますが、この点、少々広報不足な感じがあるでしょうか。
国土交通省の資料によれば、2020年(令和2年)3月31日現在で「吹付けアスベスト等が使用されていて、未対策の施設」として、高裁棟が挙げられています。
国土交通省「国家機関の建築物等における吹付けアスベスト等の使用実態に関する集計(フォローアップ)結果」
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001361250.pdf
高裁棟では、2015年12月15日にはアスベストが飛散した可能性があるとして法廷の3分の1を閉鎖されたことがあり、2018年1月10日には、アスベストの疑いがある物質が検出されたとしてエレベーター全19基中18基が停止して私たちの外回りにも大きな影響がありました。
今回の高裁民事部の移転は、庁舎改修工事(アスベスト対策)として2024年(令和6年)から2030年(令和12年)までの予定で実施されます。
移転先は、大手町不合同庁舎3号館と呼ばれる建物です。
住所は千代田区大手町1-3-3。最寄り駅は、東京メトロ東西線の「竹橋」駅か同千代田線・半蔵門線の「大手町」駅で、いずれもそこから徒歩5分程度です。
もし移転後に、高裁に行こうとして間違えて霞が関に行ってしまった場合には、千代田線の「霞が関」駅から同「大手町」駅に向かえば1本で行くことができます。徒歩含め所要15分程度のようです。
この建物には現在、官民人材交流センターや再就職等監視委員会が入居中で、今年度は、自衛隊による東京大規模接種センターとしても利用されているようです。高裁民事部仮移転時も他の省庁等と同居となる見込みのようです。
ただ、フロアとしては5階から8階までは裁判所専用エリアとなるようです。
5階に法廷、6から8階が執務フロアとして区分けします。
先生たちは高裁民事部での弁論等期日に出頭するとすれば5階に、私たち事務員が何かしらで行くとしたら、執務エリアのいずれかの階に、となりそうです。
まだ2年も先ですので、あくまでも予定とのことですが、高裁民事部仮移転する見込みというお話でした。
高裁棟自体がアスベスト吹付け等がされている建物ですので、地裁や高裁刑事部についても今後対策がなされるのであれば仮移転もあり得るのではないかと思いますが、現時点で判明しているのは以上です。
また新たな情報が入りましたら随時お知らせしていきますねー(^O^)/
(編集長)
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【バックナンバー】
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【第477号】
■お仕事体験記 公正証書遺言の存在の有無の調べてみた
■登記情報提供サービスの利用可能時間が延長!土日も利用できるようになりますよ!
https://houkairoumerumaga.seesaa.net/article/202207article_2.html
【第478号】
■事務員日常小話「餅は餅屋というけれど。」/
■登記ねっとで,無料で商号調査をできるサービスが提供されています
https://houkairoumerumaga.seesaa.net/article/202207article_3.html
【第479号】
■お仕事体験記 続 動産の買取査定に行ってみた 造幣局発行の記念金貨編/
■スマホ小技 外出先で業者と待ち合わせ 出会えないときの地図アプリの現在地共有
https://houkairoumerumaga.seesaa.net/article/202207article_4.html
これまで配信してきました全てのバックナンバーは以下からご覧いただけます!
週刊!法会労メールマガジン バックナンバーブログ
https://houkairou-merumaga.at.webry.info/
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【研修会等企画のご案内】
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■■■ 日弁連・事務職員能力認定制度のご案内 ■■■
日弁連・事務職員能力認定制度のご案内です。
この制度は、法律事務員の社会的地位向上を求めて、
全国統一研修を実現させるため取り組まれた、全国の事務員の署名活動が
日弁連を動かして2008年にスタートした事務員のための制度です。
現在は、研修と試験が分離されて、より利用しやすくなっています。
★認定研修は、今年からeラーニングで受講が可能になりました。
また、過去の研修がライブラリ化されています。
これによりPCで、無料で、いつでも、何回でもスキルアップにつながる研修を受けることが出来ます。
是非、受講申込みを!
詳細は日弁連ホームページの法律事務職員のページをご参照ください↓
https://www.nichibenren.or.jp/staff.html
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【業務に役立つ書籍紹介】
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■法律事務職員のための実務情報誌「法律事務」
第47号「交通事故の実務」
~自賠責保険請求から損害額計算書ができるまで~
法律事務所には交通事故の加害者、被害者それぞれから様々な相談が寄せられます。
資料の取り寄せから損害額の算定まで、実務の流れをまとめました。注意すべきポイントもしっかりおさえた一冊になっています。
2020年8月発行
頒価1,200円(税込・送料別)
ご購入申込み及び詳細は以下の「法律事務」のページをご参照ください。
https://houzenren.com/houritujimu.html#47gou
■「法律事務職員【基本】研修テキスト」
「法律事務職員基本研修テキスト」(上)(下)は、「日弁連法律事務職員能力認定制度研修」の参考図書として2014年に刊行され、多くの法律事務職員・弁護士の皆様にご活用いただいてきました。この度大幅な改訂を行い、第2版を発行いたしましたのでご案内申し上げます。
この間の実務の変更点や法改正(改正相続法、改正民事執行法)に対応し、実務的な変更事項や新たな制度を詳しく解説しています。
(上巻)
第1編 民事訴訟と事務職員の役割
第2編 民事執行総論・債権執行
第3編 民事保全・担保取消手続
第4編 債務整理・破産・個人再生
(下巻)
第5編 戸籍並びに登記簿の仕組みと見方
第6編 家事事件・人事訴訟
第7編 相続
第8編 刑事事件・少年事件
事務職員倫理
各2,750円(税込み)→(割引)各2,500円(税込み)
詳細と購入方法は以下URLからチラシをご確認ください(PDF文書)。
【メルマガ読者限定割引チラシ】
https://houkairou-mail-magazine.com/chirashi/jalapsyosekizenkan_merumagayou.pdf
なお、他の書籍につきましても価格や送料の変更がありますので、上記チラシの申込み書をご利用下さい。
■応用研修テキスト
応用1 訴訟以外の民事手続,裁判外手続
応用2 不動産競売,その他の民事執行
応用3 自己破産手続,個人再生手続
応用4 破産管財
応用5 成年後見
応用6 登記,供託,担保取消
応用7 民事訴訟の構造,弁護士倫理と事務職員倫理
実務に直結した普段の業務にも役立つ情報満載となっていてオススメです!
日弁連事務職員能力認定研修の【応用】研修のテキストとなっています。
発行者のご厚意でメルマガ読者割引をして頂いています!
【メルマガ読者限定割引チラシ】
https://houkairou-mail-magazine.com/chirashi/jalapsyosekizenkan_merumagayou.pdf
■シリーズ 法律事務所職員のための
「家事事件申立ての実務」」
「法律事務職員のための訴額・管轄事例集」
メルマガ読者限定!割引あり!
各1,760円(税込み)→(割引)各1,600円(税込み)
詳細と購入方法は以下URLからチラシをご確認ください(PDF文書)。
【メルマガ読者限定割引チラシ】
https://houkairou-mail-magazine.com/chirashi/jalapsyosekizenkan_merumagayou.pdf
■今日から弁護士秘書~事務職員新人独習テキスト
法律事務員さんの日常業務のキホンのキをコンパクトな分量で解説しています。書籍版は200円で販売していますが,PDF版はなんと!無料で配布しています。
法律事務所用語集では「J庁」「赤い本・青い本」「Z折り」など初心者には「なんのこっちゃ?」な用語が集められています。
https://www.nichibenren.or.jp/jfba_info/publication/book/secretary.html
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【事務員あるある】
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破産者の方が1ヶ月の食費が私より多くて、モヤモヤする
(S選手)(事務員あるあるコンテスト第3位作品)
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【裁判手続のIT化情報】
裁判所へのオンライン書面提出でGビズIDを活用か
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現在,東京地裁の一部の民事部でも本格運用が始まっている民事裁判書類電子提出システム=mints(ミンツ)。今年(2022年)6月28日から東京地裁や大阪地裁・知財高裁で利用が開始されました。
東京地裁では限られた民事部でしか利用ができないため,まだ事務員としては触れたことがない方が多いと思いますが,徐々に補助者として関わる機会が出てくるものと思われます。
現状,事務員界隈でこれはどうするの?とmintsの問題点として顕在化しつつあるのが,弁護士ユーザーに紐づけできる補助者ユーザーは1人だけで,また既に紐づけ済みの補助者ユーザーは,他の弁護士ユーザーに紐づけできないという制限です。
特に,東京ですと弁護士の数よりも事務員の数の方が少ない事務所が多い傾向にあり,今後,mintsを利用する弁護士が事務所内で増えた場合にどうすれば良いの?と頭を悩ませているという話を聞きます。
ゆくゆくはmintsのシステムが改修されて複数弁護士に対して複数の事務員が紐づけ可能になるというような話も聞いてはいますが,今のところ裁判所が公開している情報はありません。
これも公式の発表でなく,今後,変わってしまう可能性もありますが,事前にみなさまにもお知らせしておいた方が良いかと思い非公式情報ですがお知らせします。
どうも裁判所としては,mintsでの書面提出と「並行」して,GビズIDを利用したオンライン提出も視野に入れているようです。
GビズID(gBizID)は,国が提供している法人や個人事業主向けの認証システムです。ここでIDを取得すればそれを使って法人や個人事業主がオンラインで様々な行政手続きができるようになるようなものです。
法人や個人事業主が取得できるgBizIDプライムとそれらの従業員を登録できるgBizIDメンバーというIDの種類があり,同様にgBizIDプライムを弁護士が取得し,gBizIDメンバーとして事務員を登録して,事務員がそのIDを使ってオンラインで裁判所に書面を提出するようなことを想定している模様です。
gBizID?ナニソレ?と初めて名称を聞いた方もいらっしゃると思いますし,本当にこれが利用されるのかはまだはっきりとはしていませんが,こんなシステムがあること自体をお知らせしておこうと思ってご紹介した情報でした。
gBizIDについてはデジタル庁のホームページをご覧頂くと良いものと思います。
デジタル庁 gBizIDサイト
https://gbiz-id.go.jp/top/
(編集長)
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【法会労って?】
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法会労(正式名称:法律会計特許一般労働組合)は,法律事務所など士業の事務所で働く事務員・秘書などでつくられている労働組合です。
法律事務所等で働く方であればどなたでも,ひとりでも入れる労組(ユニオン)です!
法会労の詳細はホームページをご覧ください。労働相談も随時受け付けております!
法会労ホームページ
http://www5a.biglobe.ne.jp/~houkairo/
オンライン相談申込フォームもあります↓
http://form1.fc2.com/form/?id=801887
法会労の紹介パンフレットはこちら↓
https://houkairou-mail-magazine.com/chirashi/panfuhoukairou.pdf
組合員の女性が集う女性部のブログもあります↓
https://houkairou-joseibu.at.webry.info/
組合員の若手が集う青年部のブログもあります↓
https://ameblo.jp/seinenbu-hkr/
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【ご意見・ご感想・ご質問は…編集部へ!】
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このメールマガジンへのご質問などは,以下のいずれかの方法で編集長に直接届きます。
■届いたメールマガジンに「返信」する
■編集部のメールアドレス:
houkairoumerumaga@gmail.com
にメールする
編集長のみが見て,お返事もしていますので,どうぞお気軽にご連絡ください!
今回の記事はいかがでしたか?
ご意見頂ければ幸いです!
メルマガに関すること以外の法会労についてなどもお気軽にお問い合わせ下さい!
ご連絡お待ちしています!
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【今週の雑学知識】
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7月20日は中小企業の日
(中小企業庁)
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【編集後記】
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最近はめっきり外でお酒を飲まなくなりました。
以前は、週に1回はさかんに仕事の情報交換会(要するに飲み会)をしていたのですが、ちょっと寂しいですね。
その代わりに自宅で飲む機会、宅飲みが増えたのではないでしょうか。
自宅でカジュアルに飲むのであれば、アルコール度の低いサワー的なものが良いのですかね。
サワーでありますよね。アルコール度数低めの商品で「ほろよい」とか。ネーミングが現代にハマっている気がします。
その点、私が知る法会労や事務員仲間には酒豪というか飲兵衛が多いので、とても「ほろよい」程度では収まらない方々が多い印象です。
そこで、そんな面々をターゲットに新たな商品開発を提案したいと思っているのですが、いかがでしょうか。
先日、宅飲みをしていての発案です。
「ほろよい」では物足りないあなたに。こんなネーミングの商品どうでしょう。
「ほろよい」ならぬ「どろよい」(泥酔)。
アルコール度数90%くらいのサワーって、だめだ、いま世間で批判されてるやつだ。
本号も最後までお読みいただきありがとうございますm(_ _)m
(編集長)
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週刊 法律会計特許一般労働組合メールマガジン 編集部
お問い合わせ・配信停止などのご連絡は
〒101-0044
東京都千代田区鍛冶町2-9-1
電話 03-3255-9280
メール houkairoumerumaga@gmail.com
ホームページhttp://www5a.biglobe.ne.jp/~houkairo/
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法律会計特許一般労働組合(略して法会労)メールマガジンは法律事務所等で働く事務職員の仲間に有用な情報をお届けすることを目的として2012年に創刊された週刊のメールマガジンです。
当ブログではバックナンバーを掲載しています。
配信した全号をお読みいただけますが,内容は配信当時の法令・官公庁の運用がベースとなっていますのでくれぐれもご注意ください。
法会労メールマガジンでは毎週金曜日に以下のような記事を定期的に配信しています!
法改正、手続や運用の変更の最新情報
民事訴訟・刑事訴訟手続解説
裁判所等外回り小ネタ・情報
業務研修会や各種交流企画の案内
労働組合や働くルールの解説
法律事務所などで働く事務職員や補助者の方であればどなたでもご登録頂けます。
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