週刊 法会労メールマガジン
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毎週金曜日発行
2022年6月17日
【第475号】
法律事務所等で働くみなさんこんにちは!
法会労メールマガジンです。
人工知能(AI)やITを活用した法律関係業務の利便性向上のためのツール・テクノロジーをリーガルテックと呼んだりして,様々なサービスが出てきていますね。
中には,AIを使って契約書の記載内容を審査し,その内容が利用者にとって法的観点から有利であるか不利であるかといった結果を表示するようなサービスがあるそうです。
弁護士法では,弁護士でない者が,報酬を得る目的で法律事件に関して鑑定その他の法律事務を取り扱うことを禁止しています(法第72条・いわゆる非弁行為)が,このようなサービスが弁護士法に抵触するのではないかという議論があり,グレーな状況と言えるところです。
すでに報道されているところですが,今般,上記のようなサービスを提供しているある事業者から,うちのサービスって弁護士法に抵触しないよね?と国に問い合わせをしたところ,法務省が「本件サービスは、弁護士法第72条本文に違反すると評価される可能性がある」と,はっきり黒とも白ともつかないグレーな回答をしたことが波紋を呼んでいます。
照会と回答の内容をお知りになりたい方はこちら↓
https://www.meti.go.jp/policy/jigyou_saisei/kyousouryoku_kyouka/shinjigyo-kaitakuseidosuishin/press/220606_yoshiki.pdf
今回の法務省回答は,照会した事業者のサービスに限った内容とは言え,同様のサービスを提供する事業者は複数あり,早速,うちは適法にやってますといった見解を公表している事業者もあります。
弁護士同士の議論も仄聞してますが,やっぱりアウトだよねと言う方もいれば,弁護士の補助ツールとしては有益なのだから技術革新の足枷にならないような整理が必要なのでは?といった様々な意見が飛び交っています。
現在,リーガルテックの急速な進展に制度が追いついていない過渡的状況にありますのでね。今後どうなっていくのか見通すためにも,私たちも議論の一端をかじっておいた方が良いような気がします。
ところで,引き続き当メルマガのオフ会(7/15開催!)へのご参加と「事務員あるある」コンテストへの作品ご応募をお願いします!
開催まであと1ヶ月を切りました。
すでに参加申込みと作品応募を続々といただいています。ありがとうございます!
が,まだまだオフ会にはお席の余裕がございます!あるある作品もまだまだ募集中です☆
法会労メルマガ10周年記念オフ会のチラシはこちら↓
https://houkairou-mail-magazine.com/chirashi/220715merumagaofukai.pdf
事務員あるあるの作品投稿フォームはこちら↓
https://houkairou-mail-magazine.com/script/mailform/jimuinaruaru/
(編集長)
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【今週の掲載記事】
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■お役立ち過去記事紹介
■お仕事マメ知識
けっこう便利!法人版マイナンバーの公表サイトが徐々に有用に
■研修会等企画のご案内
■業務に役立つ書籍紹介
■事務員あるある
■各種手続の電子化情報
インターネット版官報を正式な「官報」とする議論が進行中
■法会労って?
■今週の雑学知識
■編集後記
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【お役立ち過去記事紹介】
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東京地裁本庁・高裁の建物にある一般来庁者も診察してもらえる診療所をご紹介しています。薬もその場で出してくれますよ。
第350号【外回り情報】
東京地裁・高裁への外回り中に悪寒を覚えたら…診療所に行ってみよう!
https://houkairoumerumaga.seesaa.net/article/201912article_1.html#1
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【お仕事マメ知識】
けっこう便利!法人版マイナンバーの公表サイトが徐々に有用に
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いわゆるマイナンバー法の施行により,日本国民には個人を識別するための一意の番号であるマイナンバー(個人番号)が指定されましたが,同時に法人にも法人版マイナンバーとも呼ばれる法人番号が指定されることになりました。
法人版マイナンバーは個人のマイナンバーとは異なり,その番号等が広く公開され,行政機関や一般社会での利活用が期待されています。
先般は,当メルマガでも,国税庁が設置している法人版マイナンバーの公表サイトを使って,日本一長い名称の法人を探す試みをしてみました。
バックナンバーはこちら↓
第419号【勝手に独自調査】
商号・法人名にキラキラネームはあり得るか?と日本で一番長い名前の会社
https://houkairoumerumaga.seesaa.net/article/202104article_5.html#1
このような半ばお遊びで法人版マイナンバーの公表サイトを使うこともできるわけですが,一方で,法人版マイナンバーが指定された2015年10月5日以降,法人番号・名称(商号)・所在地(本店)といった基本三情報と呼ばれる情報を公表することになった他,名称(商号)・所在地(本店)に変更があった場合等の「履歴」もこの公表サイトに掲載されることになっていますので,私たちの仕事にも有用になってきていると言えます。
今回は,そんな法人版マイナンバー(以下「法人番号」と統一的に表記します)について,一体どのようなものなのか?私たちの仕事で活かせる場面は?といったことをご紹介したいと思います。
まず,以前にもご紹介しましたが,法人番号は,国の機関,地方公共団体,株式会社・合同会社・一般社団法人・一般財団法人等など法人格のある団体,そのほとんどに指定がされている(付けられている)番号です。
一部,法人格があっても番号が指定されていない法人もありますが,極めて例外的と言えそうです。
ですので,一般的に私たちが仕事で関わる法人等にはほとんど,法人番号が指定されていると考えて良いでしょう。
そして,この法人番号は,法人(商業)の登記事項証明書等に記載されている「会社法人等番号」12桁の数字の先頭に1桁足した13桁で構成されています。
よって,逆に言えば,法人番号公表サイトで検索した法人の法人番号の先頭1桁を除いた12桁の数字が会社法人等番号になる,と言えます。
昔から法律業界で働いている事務員のみなさんであればご存知かと思いますが,会社法人等番号は,以前は,管轄登記所の変更や会社の組織変更により番号が変わってしまうようなものでした。
それが,2012年5月21日からは管轄登記所の変更等があっても番号が変わらない取り扱いとなり, 法人を特定するための番号としての有益性が増しました。
その後,マイナンバー法が施行された2015年10月5日からは法人番号が導入・公表されるようになり,公表サイトにて法人番号・名称(商号)・所在地(本店)といった基本三情報と,それらに加え,名称(商号)・所在地(本店)に変更があった場合等の「履歴」を確認することができるようになりました。
この履歴は,あくまでも2015年10月5日以降の情報のみが公表されることとなっていますので,それ以前の履歴は公表サイトでは確認することはできませんが,運用が始まって今年(2022年)で約7年。この間の名称(商号)・所在地(本店)の変更等の情報が徐々に蓄積されてきており,この7年の間の履歴を追うことができるようになってきています。
今後も,特に期間の定めなく履歴が公表されていきますので,10年・20年と経過すれば,この10年間・20年間の,ある法人の名称(商号)・所在地(本店)の変更等の履歴を追うことができることになっていくわけです。
あくまでも名称(商号)・所在地(本店)の情報に限られるとは言え,法人の特定やその変遷を追うような仕事の一情報として活用できそうではないでしょうか?
先日も,以前は新宿にあって今は江戸川にある会社の同一性を確認するのにこの法人番号公表サイトの情報を参考にしました。
その会社は新宿→千代田→江戸川と本店を変えており,その間に商号も変わっていました。怪しい会社です。それらの履歴を公表サイトで確認することができました。
あと,以前にもご紹介しましたが,この法人番号公表サイトでの検索は,登記情報提供サービスや登記ねっとでの検索のように,会社種別を入れるとヒットしないといったクセのあるものでなく,会社種別を入れても入れなくても比較的おおらかに検索結果を表示してくれます。
まずは,この法人番号公表サイトで検索してから,正確な名称(商号)・所在地(本店)を特定した上で,登記情報を取得するというような使い方も良いのではないかと思います。
その結果を元に法人(商業)の登記情報を確認すれば,情報の精度は高くなるものと思われます。
ご存じなかった方は,お試しいただければと思います。
国税庁 法人番号公表サイトはこちら↓
https://www.houjin-bangou.nta.go.jp/
(編集長)
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【バックナンバー】
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【第472号】
■普通自動車の登録事項証明書を閲覧できるシステム「自動車検査登録情報提供サービス」 その1 サービスの概要と果たして個人で利用申込できるのか?/
■弁護士会照会で日本郵便が転送先情報を回答し得るようになる見込み
https://houkairoumerumaga.seesaa.net/article/202206article_1.html
【第473号】
■普通自動車の登録事項証明書を閲覧できるシステム「自動車検査登録情報提供サービス」 その2 サービスに個人で申し込んでみた/
■mintsの試行開始によりユーザー登録と意向確認が始まった模様です
https://houkairoumerumaga.seesaa.net/article/202206article_2.html
【第474号】
■事務員日常小話 『ヤバいコンビ』刑事告訴編/
■mintsの東京地裁等での「本格」運用開始日が決まりました!
https://houkairoumerumaga.seesaa.net/article/202206article_3.html
これまで配信してきました全てのバックナンバーは以下からご覧いただけます!
週刊!法会労メールマガジン バックナンバーブログ
https://houkairou-merumaga.at.webry.info/
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【研修会等企画のご案内】
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【明後日!】
■■■ 自らの力で心も体もリラックス ■■■
~オンラインで自力整体を体験しよう~
丸一日机に座ってパソコンとにらめっこ・・いろんなことで心と体にストレスが溜まっていませんか?
たまには体を動かして、心と体をリフレッシュしましょう。オンライン開催なので自宅で体験出来ます。
■日時:6月19日(日)13時30分~15時00分(10分前に入室ください)
1時間ほど自力整体を体験した後、交流会を予定
■ナビゲーター:斎藤伸子さん※ナビゲーターとは自力整体のインストラクターのことです。
斎藤伸子さんのプロフィールはこちら↓
https://peraichi.com/landing_pages/view/hanasakusizuoka054
■準備するもの
・輪っかタオル
※綿マフラー・手ぬぐいなどをリング状にしたもの。参照↓
https://bit.ly/3z4IYqi
・座布団やマットなど(寝た状態で体が痛くならないように)
■参加費:無料
■参加お申し込み
下記フォームからお申し込みください。前日18日までにzoom招待メールを送ります。
(お名前、分会名、連絡用メールアドレスの入力が必要です。)
https://bit.ly/3fR1Q4p
当日の注意事項
・10分前、13:20に入室下さい。
・zoom参加時は分会名・お名前の表記をお願いします。
・なるべくカメラONで参加下さい。事情あればOFFもOK
自力整体とは…
筋肉や関節の緊張からくる汚れた疲労物質を回収するために、
縮んでいる筋肉に、自分で体重をかけて、指圧したり、ねじったり、
伸ばしたり、揺すったりして、筋肉や関節をクリーニングすることです。
これにより自分の体を調整し、血行を良くしたり、疲労を回復します。
■■■ 事務員あるあるコンテスト ■■■
法会労メルマガの人気誌上コーナー「事務員あるある」。
これまでもたくさんの事務員としてはありがちな日常の一コマを「あるある」としてご紹介してきました。
このたび,法会労メルマガ創刊10周年を記念して,読者のみなさまから事務員あるある作品の募集をし,優秀な作品を選考するコンテストを実施することになりました。
優秀作品の作者には,賞品を差し上げます!
みなさまのご応募お待ちしています!
※なお,ご投稿いただきました作品は,特段の作者の了解なく編集長の気分次第で今後配信される法会労メールマガジンにて掲載させて頂くことがあります。ご理解ご承知おきのほどお願いします。
作品募集締切 2022年7月8日(金)
選考会 2022年7月15日
応募は…以下の投稿フォームから,お名前・連絡先(これらは入賞した場合の賞品送付のご連絡のみに利用します)・ペンネームとともに作品をお送りください☆
https://houkairou-mail-magazine.com/script/mailform/jimuinaruaru/
■■■ 法会労メルマガ10周年記念! オフ会 ■■■
法会労メールマガジンは,2012年11月の創刊から今年で10周年を
迎えます!
この10年,読者のみなさまに支えられ苦しみながらも週刊を維持してき
ました。ここまで続けてくることができたのは,ひとえに記事をご寄稿くだ
さるみなさま,応援してくださるみなさま,そしてたくさんの読者のみなさ
ま,みなさまがいてくださったからこそ,です!心より感謝申し上げます。
その感謝の気持ちをお伝えするため,読者と編集部中の人との交流を図る
ため,そして今後の10年を目指して,普段はオンライン(メール)でしか
つながっていない読者と編集部が“対面”で懇親するオフ会を企画しました。
当日は,会場を用意し飲食しながら楽しく法会労メールマガジンについて
語り合う企画としたいと思っています。オンラインでの参加も可能です。
たくさんの読者のみなさまのご参加をお待ちしています!
法会労 スイミー部 主催
・日 時 2022年7月15日(金) 18:30~
・会 場 VILLENT秋葉原
・当日のスケジュール(予定)
18:30~ 「パソコン小技・動画や画像編集ノウハウ」講座
19:10~ 編集長と読者の交流会(質問や感想など)
19:30~ 全体懇親会(「事務員あるある」コンテストなど)
・参加費 無料!
・お問い合わせは… 日比谷シティ法律事務所 根本(TEL:03-3580-5460)
チラシはこちら↓
https://houkairou-mail-magazine.com/chirashi/220715merumagaofukai.pdf
参加申込みはこちら↓
https://houkairou-mail-magazine.com/script/mailform/kikakumousikomi/
■■■ 民事信託(家族信託)学習会 ■■■
高齢の親がいる,子がいない,自分の死後の財産について不安がある等,ご自身や親亡き後への備え“終活”のために有用な手段とも言われる民事信託(家族信託)。
今後,法律事務所の仕事で関わることもあれば,プライベートで利用することもあるかも知れません。
一体どんな制度なの?どんな場合に利用する?他の制度と比べてのメリット・デメリットは?詳しく解説頂きます!
法会労 旬報分会・京橋すきや分会 主催
・日 時 2022年7月21日(木) 18:30~
・会 場 日比谷晴海通り法律事務所 会議室
※Zoom併用
・講 師
浅香 紀久雄 弁護士(元裁判官・元公証人)
松井 彬 弁護士
・お問い合わせは… 日比谷シティ法律事務所 根本(TEL:03-3580-5460)
チラシはこちら↓
https://houkairou-mail-magazine.com/pdf/220721minjisintaku.pdf
参加申込みはこちら↓
https://houkairou-mail-magazine.com/script/mailform/kikakumousikomi/
■■■ 日弁連・事務職員能力認定制度のご案内 ■■■
日弁連・事務職員能力認定制度のご案内です。
この制度は、法律事務員の社会的地位向上を求めて、
全国統一研修を実現させるため取り組まれた、全国の事務員の署名活動が
日弁連を動かして2008年にスタートした事務員のための制度です。
現在は、研修と試験が分離されて、より利用しやすくなっています。
★認定研修は、今年からeラーニングで受講が可能になりました。
また、過去の研修がライブラリ化されています。
これによりPCで、無料で、いつでも、何回でもスキルアップにつながる研修を受けることが出来ます。
是非、受講申込みを!
詳細は日弁連ホームページの法律事務職員のページをご参照ください↓
https://www.nichibenren.or.jp/staff.html
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【業務に役立つ書籍紹介】
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■法律事務職員のための実務情報誌「法律事務」
第47号「交通事故の実務」
~自賠責保険請求から損害額計算書ができるまで~
法律事務所には交通事故の加害者、被害者それぞれから様々な相談が寄せられます。
資料の取り寄せから損害額の算定まで、実務の流れをまとめました。注意すべきポイントもしっかりおさえた一冊になっています。
2020年8月発行
頒価1,200円(税込・送料別)
ご購入申込み及び詳細は以下の「法律事務」のページをご参照ください。
https://houzenren.com/houritujimu.html#47gou
■「法律事務職員【基本】研修テキスト」
「法律事務職員基本研修テキスト」(上)(下)は、「日弁連法律事務職員能力認定制度研修」の参考図書として2014年に刊行され、多くの法律事務職員・弁護士の皆様にご活用いただいてきました。この度大幅な改訂を行い、第2版を発行いたしましたのでご案内申し上げます。
この間の実務の変更点や法改正(改正相続法、改正民事執行法)に対応し、実務的な変更事項や新たな制度を詳しく解説しています。
(上巻)
第1編 民事訴訟と事務職員の役割
第2編 民事執行総論・債権執行
第3編 民事保全・担保取消手続
第4編 債務整理・破産・個人再生
(下巻)
第5編 戸籍並びに登記簿の仕組みと見方
第6編 家事事件・人事訴訟
第7編 相続
第8編 刑事事件・少年事件
事務職員倫理
各2,750円(税込み)→(割引)各2,500円(税込み)
詳細と購入方法は以下URLからチラシをご確認ください(PDF文書)。
【メルマガ読者限定割引チラシ】
https://houkairou-mail-magazine.com/chirashi/jalapsyosekizenkan_merumagayou.pdf
なお、他の書籍につきましても価格や送料の変更がありますので、上記チラシの申込み書をご利用下さい。
■応用研修テキスト
応用1 訴訟以外の民事手続,裁判外手続
応用2 不動産競売,その他の民事執行
応用3 自己破産手続,個人再生手続
応用4 破産管財
応用5 成年後見
応用6 登記,供託,担保取消
応用7 民事訴訟の構造,弁護士倫理と事務職員倫理
実務に直結した普段の業務にも役立つ情報満載となっていてオススメです!
日弁連事務職員能力認定研修の【応用】研修のテキストとなっています。
発行者のご厚意でメルマガ読者割引をして頂いています!
【メルマガ読者限定割引チラシ】
https://houkairou-mail-magazine.com/chirashi/jalapsyosekizenkan_merumagayou.pdf
■シリーズ 法律事務所職員のための
「家事事件申立ての実務」」
「法律事務職員のための訴額・管轄事例集」
メルマガ読者限定!割引あり!
各1,760円(税込み)→(割引)各1,600円(税込み)
詳細と購入方法は以下URLからチラシをご確認ください(PDF文書)。
【メルマガ読者限定割引チラシ】
https://houkairou-mail-magazine.com/chirashi/jalapsyosekizenkan_merumagayou.pdf
■今日から弁護士秘書~事務職員新人独習テキスト
法律事務員さんの日常業務のキホンのキをコンパクトな分量で解説しています。書籍版は200円で販売していますが,PDF版はなんと!無料で配布しています。
法律事務所用語集では「J庁」「赤い本・青い本」「Z折り」など初心者には「なんのこっちゃ?」な用語が集められています。
https://www.nichibenren.or.jp/jfba_info/publication/book/secretary.html
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【事務員あるある】
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定形外普通郵便の250円分,毎回組合わせに悩む
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【各種手続の電子化情報】
インターネット版官報を正式な「官報」とする議論が進行中
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裁判手続きのみならず,現在,政府は各種行政手続きについてもIT化を進めていることはみなさまご存知のとおりです。
官報については,このメルマガでも何度か取り上げてきました。
例えばこんな記事↓
第319号【お仕事雑学知識】
公布と同時に法律が施行 果たして効力発生時点はいつ?
https://houkairoumerumaga.seesaa.net/article/201904article_3.html#1
第226号【お仕事マメ知識】
官報閲覧等のサービスと雑学知識その2
https://houkairoumerumaga.seesaa.net/article/201706article_1.html#1
第225号【お仕事マメ知識】
官報閲覧等のサービスと雑学知識 その1
https://houkairoumerumaga.seesaa.net/article/201705article_3.html#1
これらの記事で,官報で検索する方法,官報の役割,実は官報に掲載して公布するという手続きは法令の根拠がないこと等をご紹介しました。
これまで,官報は,紙媒体で発行されるものこそが「官報」で,インターネット版官報は補助的なものとの位置づけでした。
第159回国会の参議院法務委員会で法務省民事局長 が「電子官報は紙の官報の附属物と、こういう理解がされております。」と答弁しています。
それが,今般「経済界より、官報の原本が慣習で紙媒体とされており、書面廃止やデータ再利用ができないので、電子官報を実現してほしいとの要望」(デジタル臨時行政調査会作業部会(第11回)資料1)があり,現在,政府においてインターネット版の官報を正式な「官報」とするための検討がなされています。
確かに,データの官報の方が検索や再利用・管理することを想定すれば簡便だと言えそうです。
今後,立法措置を講じる必要があるのか否か,紙媒体の官報も残しつつにするのか等の検討をしていく見込みとなっています。
ご興味がある方は,以下の資料をご参照いただくと良いでしょう。
デジタル臨時行政調査会作業部会(第11回)
資料1 経済界要望を踏まえた行政手続などのデジタル完結に向けて
https://www.digital.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/c0adc86e-c148-490b-a538-34288bcd53f0/39afb2ff/20220520_meeting_administrative_research_working_group_outline_01.pdf
(編集長)
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【法会労って?】
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法会労(正式名称:法律会計特許一般労働組合)は,法律事務所など士業の事務所で働く事務員・秘書などでつくられている労働組合です。
法律事務所等で働く方であればどなたでも,ひとりでも入れる労組(ユニオン)です!
法会労の詳細はホームページをご覧ください。労働相談も随時受け付けております!
法会労ホームページ
http://www5a.biglobe.ne.jp/~houkairo/
オンライン相談申込フォームもあります↓
http://form1.fc2.com/form/?id=801887
法会労の紹介パンフレットはこちら↓
https://houkairou-mail-magazine.com/chirashi/panfuhoukairou.pdf
組合員の女性が集う女性部のブログもあります↓
https://houkairou-joseibu.at.webry.info/
組合員の若手が集う青年部のブログもあります↓
https://ameblo.jp/seinenbu-hkr/
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【ご意見・ご感想・ご質問は…編集部へ!】
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このメールマガジンへのご質問などは,以下のいずれかの方法で編集長に直接届きます。
■届いたメールマガジンに「返信」する
■編集部のメールアドレス:
houkairoumerumaga@gmail.com
にメールする
編集長のみが見て,お返事もしていますので,どうぞお気軽にご連絡ください!
今回の記事はいかがでしたか?
ご意見頂ければ幸いです!
メルマガに関すること以外の法会労についてなどもお気軽にお問い合わせ下さい!
ご連絡お待ちしています!
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【今週の雑学知識】
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6月17日はアイスランドの独立記念日
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【編集後記】
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私けっこう不器用でしてね。うまくやっている人の隣で下手くそなことをしているんですよ。
下手くそなのでキレられるし,一度キレると困ったことになっちゃうのでキレられないように気をつけるんですが,上手くいかないんですよ。
キレる方もどうかと思いますけどね。いまの時代,キレるキレないのレベルではないですからね。ビジネスでそもそもキレることなどあり得ないような時代になりました。
それなのに未だにキレるというのはいかがなものかと思います。みなさんもそう思いませんか?
長年事務員やってるんだからそこらへんはもっと上手くできても良いのでは?と私自身,思われかねないのですが,はっきり言いましょう,キレる方が悪いのです!
従来からIT化の波に取り残されてきた司法の世界でも今や電子化・オンライン手続化に猛然と進んでいこうとしています。
それなのに何で?キレるようなのが現役でいるの!?そう,郵便の切手ですよ,切手!
100枚単位で買ってこようものなら,100枚全部繋がってるし,余白的な余分なゾーンもあったりして,それを1枚1枚にしようとするんですが,すぐに切れちゃうんですよ。余分なところじゃない部分が。
長年事務員やってるんだからそこらへんはもっと上手くできても良いのでは?と私自身,思われかねないのですが,はっきり言いましょう,切れる方が悪いのです!
大事なことなので2度書きました。
まぁ将来的には切手もなくなっていくんでしょうけどね。なんかそれも悲しい気がします。
では,最後に,そんな先行き悲しいかもしれない切手,それを貼り忘れて投函した郵便物とかけまして,かぐや姫の物語の結末とときます,そのこころは?
悲しいかな,突き返される(月帰される)ことでしょう。
本号も最後までお読みいただきありがとうございますm(_ _)m
(編集長)
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週刊 法律会計特許一般労働組合メールマガジン 編集部
お問い合わせ・配信停止などのご連絡は
〒101-0044
東京都千代田区鍛冶町2-9-1
電話 03-3255-9280
メール houkairoumerumaga@gmail.com
ホームページhttp://www5a.biglobe.ne.jp/~houkairo/
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法律会計特許一般労働組合(略して法会労)メールマガジンは法律事務所等で働く事務職員の仲間に有用な情報をお届けすることを目的として2012年に創刊された週刊のメールマガジンです。
当ブログではバックナンバーを掲載しています。
配信した全号をお読みいただけますが,内容は配信当時の法令・官公庁の運用がベースとなっていますのでくれぐれもご注意ください。
法会労メールマガジンでは毎週金曜日に以下のような記事を定期的に配信しています!
法改正、手続や運用の変更の最新情報
民事訴訟・刑事訴訟手続解説
裁判所等外回り小ネタ・情報
業務研修会や各種交流企画の案内
労働組合や働くルールの解説
法律事務所などで働く事務職員や補助者の方であればどなたでもご登録頂けます。
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