週刊 法会労メールマガジン
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毎週金曜日発行
2022年2月25日
【第460号】
法律事務所等で働くみなさんこんにちは!
法会労メールマガジンです。
このメルマガで記事を書いていたりすると,表現したいピッタリの言葉があるんだけど俄に思い出せないということがよくあります。
ここにこの言葉を入れると正に言いたいことのニュアンスそのまま伝えられそうなのにその言葉が思いつかないというようなことです。
みなさんもあったりしませんか?
そんなときは,その言葉に近い言葉の類義語辞典をネットで調べます。
例えばこんなサイトですね↓
類語辞典・シソーラス・対義語 - Weblio辞書
https://thesaurus.weblio.jp/
しかし,ここでは見つからない場合も少なくありません。
私が欲しいのはもっと的確な言葉なんです。
ということで,みなさんご存知かもしれませんが,当メルマガの記事にするにはちょっと弱いけど,知らなかったら役に立つサイトをご紹介しましょう。
そんなときに役立つのが「連想語」での検索です。
私はよく以下のサイトを使います↓
連想類語辞典: 日本語シソーラス
https://renso-ruigo.com/
このサイト内で,私が思い出したい言葉に近い表現の言葉を入力・検索すると意味としてはほぼ同じ類語だけでなく,もう少し遠いものが一覧で出てきます。
上記の類語辞典よりたくさん出てくるのが良いところですね。ご存じなかった方はお試しください(^0^)/
(編集長)
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【今週の掲載記事】
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■お役立ち過去記事紹介
■裁判手続きのIT化情報
期日は全面的にウェブ会議での実施が可能に
いよいよ法制審で検討終了 答申・国会審議へ 要綱案をつまみ食い的ご紹介その4
■研修会等企画のご案内
■業務に役立つ書籍紹介
■事務員あるある
■お仕事体験記
動産の買取査定してもらってみた その1 買取業者編
■法会労って?
■今週の雑学知識
■編集後記
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【お役立ち過去記事紹介】
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私たちが初めて訪れる地方の裁判所や法務局や役所。実際に外回りで現地を体験した人のログ(記録)を集めた全国各地の外回り体験記「まわログ」。
横浜地裁相模原支部・法務局相模原支局をご紹介しています。
第307号【まわログ】
横浜地方裁判所相模原支部・横浜地方法務局相模原支局編
https://houkairoumerumaga.seesaa.net/article/201901article_3.html
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【裁判手続きのIT化情報】
期日は全面的にウェブ会議での実施が可能に
いよいよ法制審で検討終了 答申・国会審議へ 要綱案をつまみ食い的ご紹介その4
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ここ3号で,民事裁判手続きのIT化について,法制審で本年(2022年)1月28日にとりまとめられた要綱案のうち,私たちの仕事に関係のありそうな部分をつまみ食い的にご紹介しています。
同2月15日には,法制審はこの要綱案を決定し他の法改正要綱とともに法務大臣に答申しています。法務省は,現在開催中の国会に提出し成立を目指す方針です。
バックナンバーはこちら↓
第457号【裁判手続きのIT化情報】
インターネットで提訴・書面提出
https://houkairoumerumaga.seesaa.net/article/202201article_2.html#1
第458号【裁判手続きのIT化情報】
訴訟記録もほぼ全面的に電子化
https://houkairoumerumaga.seesaa.net/article/202201article_3.html#1
第459号【裁判手続きのIT化情報】
送達には電子送達を導入
https://houkairoumerumaga.seesaa.net/article/202202article_4.html#1
今回は民事裁判の期日についてご紹介したいと思います。
期日の電子化(e-court)として実現が目指されているものです。
現在,民事裁判で実施されている期日のうち,弁論準備手続期日や書面による準備手続等(以下「弁準等」)は,インターネットを使ったウェブ会議で実施することが法文上可能となっています(民訴法第170条・同176条等)。
これらの規定があるので,現時点(2022年2月)では,民事裁判手続きのIT化フェーズ1として,一部の地裁支部を除き,弁準等はマイクロソフトのチームズを利用したウェブ会議での実施が増えつつあります。みなさまも実感されているのではないでしょうか。
今後,今年(2022年)の5月23日には東京地裁立川支部や横浜地裁川崎支部等73庁で,同7月4日にはその他の支部122庁,つまりは地裁の本庁・支部の全部で弁準等期日のウェブ会議が可能となります。
今回の要綱案では,さらに,口頭弁論期日についてもウェブ会議での実施を可能とする規定を設けることを提言しています。
また,現在は,法文上,当事者の一方は裁判所にリアルに出頭していなければならない弁論準備手続期日に関しても,その要件をなくします。
弁準等の期日は,現在,裁判所は「当事者が遠隔の地に居住しているときその他相当と認めるときは、当事者の意見を聴いて」ウェブ会議での実施が可能としているものも「相当と認めるときは、当事者の意見を聴いて」実施可能と文言を改めます。
証人尋問についても,ウェブ会議での実施を可能とします。
証人が心身の状態等により出頭が困難な場合や証人が出頭することで圧迫を受け精神の平穏を著しく害されるおそれがある場合,当事者に異議がない場合には,裁判所は証人尋問をウェブ会議で実施することも可能としています。
逆に言えば,出頭困難だったり精神的圧迫を受けたりする場合でなければ,当事者からウェブ会議での証人尋問はダメと異議を述べれば,従来どおり,現実の法廷での証人尋問が実施され得るような内容となっています。
ほか,通訳人の通訳や,鑑定人の意見陳述,参考人の審尋,裁判所外における証拠調等についてもウェブ会議での実施を可能とする規定の追加を提言しています。
以上,見てきましたように,場合によっては,先生方は事務所で期日に臨んで事件終了まで一度も裁判所に足を運ばずに済ますなんてことも将来的にはあり得そうです。
ちなみに,要綱案には,IT化とは直接的には関係ないのですが,口頭弁論期日のオンライン化に関連して,細かいように見えて重要な改正提言が入っています。
現行民訴法では,裁判所は準備書面等の提出期間を指定することができます(第162条)が,要綱案では,これに加え,その指定期間内に当事者が対象の書面を提出できなかった場合には,「その期間を遵守することができなかった理由を説明しなければならない。」との規定の追加を盛り込んでいます。
現在も裁判所から電話で提出期限を過ぎてますなんて電話が入ることがあるかも知れません。私の事務所ではそんな電話が入ることは一切無いですけどね。
今後,この内容で法改正がされれば,現在のように遅れちゃいましたテヘでは済まないこともあり得るような提言内容が入っています。
以上,今回は民事裁判の期日の電子化(e-court)に関しての要綱案の内容をご紹介しました。
先生が裁判所に出かけないことになる未来,なんか気詰ま…いやいや,裁判所へのアクセスが容易になる明るい未来となるでしょうか。
(編集長)
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【バックナンバー】
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【第456号】
■パソコンとスマホの簡単な備忘メモの共有に 付箋アプリ/
■mintsの操作説明会が弁護士を対象に実施予定 こんなことができるみたい
https://houkairoumerumaga.seesaa.net/article/202201article_1.html
【第457号】
■インターネットで提訴・書面提出 弁護士は義務化へ
いよいよ法制審で検討終了 答申・国会審議へ 要綱案をつまみ食い的ご紹介その1/
■東京地裁 民事8部(商事部)で担当していた会社更生等倒産関係事件の担当が民事20部(破産・再生部)に担当変更
https://houkairoumerumaga.seesaa.net/article/202201article_2.html
【第458号】
■訴訟記録もほぼ全面的に電子化 いよいよ法制審で検討終了 答申・国会審議へ 要綱案をつまみ食い的ご紹介その2/
■現在試行中の家事調停期日のウェブ会議が運用拡大見込み
https://houkairoumerumaga.seesaa.net/article/202201article_3.html
これまで配信してきました全てのバックナンバーは以下からご覧いただけます!
週刊!法会労メールマガジン バックナンバーブログ
https://houkairou-merumaga.at.webry.info/
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【研修会等企画のご案内】
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■■■ 「事務所のIT化」座談会 ■■■
年々、法律事務所にもIT化の波は押し寄せ、更にe裁判も進んできています。
事務所のIT化、ペーパーレス化は職場によって進み具合が様々。
まだまだ紙媒体が主流、という所も少なくないでしょう。
予定の管理、伝言やデータ共有など他の事務所がどうしているか気になる!という声から、今回の企画が実現しました。
他の人の話を聞くだけでも構いません。
今回もZoom併用です。
どなたでも参加できますので、ぜひご参加下さい!
法会労 三多摩ブロック主催
・日 時 2022年3月4日(金) 18:30~
・会 場 三多摩法律事務所 会議室(定員10名)
※Zoom併用なのでオンラインでの参加も大歓迎です
・連絡先 八王子合同法律事務所 高橋(TEL:042-645-5151)
申込みは下記フォームから(申込締切2/16)
https://forms.gle/QnCHsc4ajS1xR5CX9
■■■ 日弁連・事務職員能力認定制度のご案内 ■■■
日弁連・事務職員能力認定制度のご案内です。
この制度は、法律事務員の社会的地位向上を求めて、
全国統一研修を実現させるため取り組まれた、全国の事務員の署名活動が
日弁連を動かして2008年にスタートした事務員のための制度です。
現在は、研修と試験が分離されて、より利用しやすくなっています。
★認定研修は、今年からeラーニングで受講が可能になりました。
また、過去の研修がライブラリ化されています。
これによりPCで、無料で、いつでも、何回でもスキルアップにつながる研修を受けることが出来ます。
是非、受講申込みを!
詳細は以下に掲載している案内チラシをご参照ください☆
https://houkairou-mail-magazine.com/chirashi/210917nitibenrenjimukensyu.pdf
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【業務に役立つ書籍紹介】
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■法律事務職員のための実務情報誌「法律事務」
第47号「交通事故の実務」
~自賠責保険請求から損害額計算書ができるまで~
法律事務所には交通事故の加害者、被害者それぞれから様々な相談が寄せられます。
資料の取り寄せから損害額の算定まで、実務の流れをまとめました。注意すべきポイントもしっかりおさえた一冊になっています。
2020年8月発行
頒価1,200円(税込・送料別)
ご購入申込み及び詳細は以下の「法律事務」のページをご参照ください。
https://houzenren.com/houritujimu.html#47gou
■「法律事務職員【基本】研修テキスト」
「法律事務職員基本研修テキスト」(上)(下)は、「日弁連法律事務職員能力認定制度研修」の参考図書として2014年に刊行され、多くの法律事務職員・弁護士の皆様にご活用いただいてきました。この度大幅な改訂を行い、第2版を発行いたしましたのでご案内申し上げます。
この間の実務の変更点や法改正(改正相続法、改正民事執行法)に対応し、実務的な変更事項や新たな制度を詳しく解説しています。
(上巻)
第1編 民事訴訟と事務職員の役割
第2編 民事執行総論・債権執行
第3編 民事保全・担保取消手続
第4編 債務整理・破産・個人再生
(下巻)
第5編 戸籍並びに登記簿の仕組みと見方
第6編 家事事件・人事訴訟
第7編 相続
第8編 刑事事件・少年事件
事務職員倫理
各2,750円(税込み)→(割引)各2,500円(税込み)
詳細と購入方法は以下URLからチラシをご確認ください(PDF文書)。
【メルマガ読者限定割引チラシ】
https://houkairou-mail-magazine.com/chirashi/jalapsyosekizenkan_merumagayou.pdf
なお、他の書籍につきましても価格や送料の変更がありますので、上記チラシの申込み書をご利用下さい。
■応用研修テキスト
応用1 訴訟以外の民事手続,裁判外手続
応用2 不動産競売,その他の民事執行
応用3 自己破産手続,個人再生手続
応用4 破産管財
応用5 成年後見
応用6 登記,供託,担保取消
応用7 民事訴訟の構造,弁護士倫理と事務職員倫理
実務に直結した普段の業務にも役立つ情報満載となっていてオススメです!
日弁連事務職員能力認定研修の【応用】研修のテキストとなっています。
発行者のご厚意でメルマガ読者割引をして頂いています!
【メルマガ読者限定割引チラシ】
https://houkairou-mail-magazine.com/chirashi/jalapsyosekizenkan_merumagayou.pdf
■シリーズ 法律事務所職員のための
「家事事件申立ての実務」」
「法律事務職員のための訴額・管轄事例集」
メルマガ読者限定!割引あり!
各1,760円(税込み)→(割引)各1,600円(税込み)
詳細と購入方法は以下URLからチラシをご確認ください(PDF文書)。
【メルマガ読者限定割引チラシ】
https://houkairou-mail-magazine.com/chirashi/jalapsyosekizenkan_merumagayou.pdf
■今日から弁護士秘書~事務職員新人独習テキスト
法律事務員さんの日常業務のキホンのキをコンパクトな分量で解説しています。書籍版は200円で販売していますが,PDF版はなんと!無料で配布しています。
法律事務所用語集では「J庁」「赤い本・青い本」「Z折り」など初心者には「なんのこっちゃ?」な用語が集められています。
https://www.nichibenren.or.jp/jfba_info/publication/book/secretary.html
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【事務員あるある】
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海綿の水がびちゃびちゃにならない絶妙な湿り具合を知っている
(S選手)
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【お仕事体験記】
動産の買取査定してもらってみた その1 買取業者編
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管財人や財産管理人等の業務で,動産を売ってお金に(換価)しなければならないお仕事がありますね。
中にはこれって価値あるの?と思われるものから,素人目に見ても価値がありそうなものまで,さまざまな動産があります。
管財人や管理人の判断で対応はまちまちですね。
とにかく早く換価する,多少時間がかかっても複数見積もりをとって最も高額なところに売る,あるもの全てまとめて買い取ってくれる業者を選ぶ,オークション業者に依頼する,入札を実施する等,さまざまあり得ます。
今回は,複数の見積もりをとってみる換価方法をやってみましたのでその体験をご紹介したいと思います。
なお,査定については業者ややり方が変われば結果も変わり得るものかと思いますので,あくまでも一つの参考情報としてご理解願います。
ブツは,旧紙幣(50銭札とか),プルーフ硬貨セットです。あとダイヤモンドに見えなくもないアクセサリーがありました。
まずは体験記第1回。どんな業者にあたってみたのか?その業者の印象は?といった体験談をご紹介します。
今回は,3社にあたりました。
A社は,事務所の弁護士に届いた百貨店からの案内ハガキに記載されていた買取業者。
B社は,インターネットで検索して上位に出てきた会社。
C社は,事務所の近くの業者。
以上に電話をして話を聞きました。
なお,一応,ここでは匿名にしましたが,法会労の仲間うちであれば業者名をお問合せいただければお教えしますので,必要があればご連絡ください。
いずれも査定無料。出張査定もOKで無料。その場で売却せず後日の判断可能。価値がありそうなものなら何でも買い取る。という話でした。
最も信頼できそうなA社が本命。いかんせん事務所から遠いので出張査定を頼みましたが,身分証提示必須で,身分証記載の自宅でしか出張不可,事務所じゃダメとのことでしたので諦めました。
B社は手広くやってそうでした。なんとなく見たり聞いたりしたことがありそうな業者です。電話したところ,丁寧な印象の対応でした。
出張での査定をお願いしたい旨を話し,ブツは何か?という話から始まりました。
どうもブツを聞いただけで大体の価値が分かるようですね。話しているうちに段々と対応がぞんざいになってきます。
出張するのは良いけど,必要書類がたくさんある。その場でできれば売却を決めて欲しい。他の業者で査定した後で当社査定として欲しい。と後出しジャンケンを求めてきます。
出張査定の前日に電話を入れるから必ず出るように。絶対に必要書類は用意しておくように。まくし立ててきます。
何か感じ悪いなぁと思いましたが,出張を依頼しました。
C社は,とりあえず事務所至近なので持ち込んで査定してもらうことにしました。B社が先に他の業者の査定をという話でしたので,まずはここからということで電話予約をして早速その日に行ってみました。
この業者は非常に感じ良かったです。店舗もオシャレで高級感があります。受付のお姉さんもエレガント。気後れします。
査定員も丁寧。イケメン。持ち込んだものについての説明があり,こういった物が価値があって,買い取れない理由はこう,と非常に細かく説明してくれます。
コーヒーも出てきます。インスタントコーヒーでしたけど。
と,三社三様。とりあえずC社で聞いた内容をもとにヤフーオークションでの取引相場も参照して,妥当な価格を探るのでした。
以上,今回はここまでとして,次回以降で,B社やC社で聞いたブツについてのお話をご紹介したいと思います。
(編集長)
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【法会労って?】
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法会労(正式名称:法律会計特許一般労働組合)は,法律事務所など士業の事務所で働く事務員・秘書などでつくられている労働組合です。
法律事務所等で働く方であればどなたでも,ひとりでも入れる労組(ユニオン)です!
法会労の詳細はホームページをご覧ください。労働相談も随時受け付けております!
法会労ホームページ
http://www5a.biglobe.ne.jp/~houkairo/
オンライン相談申込フォームもあります↓
http://form1.fc2.com/form/?id=801887
法会労の紹介パンフレットはこちら↓
https://houkairou-mail-magazine.com/chirashi/panfuhoukairou.pdf
組合員の女性が集う女性部のブログもあります↓
https://houkairou-joseibu.at.webry.info/
組合員の若手が集う青年部のブログもあります↓
https://ameblo.jp/seinenbu-hkr/
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【ご意見・ご感想・ご質問は…編集部へ!】
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このメールマガジンへのご質問などは,以下のいずれかの方法で編集長に直接届きます。
■届いたメールマガジンに「返信」する
■編集部のメールアドレス:
houkairoumerumaga@gmail.com
にメールする
編集長のみが見て,お返事もしていますので,どうぞお気軽にご連絡ください!
今回の記事はいかがでしたか?
ご意見頂ければ幸いです!
メルマガに関すること以外の法会労についてなどもお気軽にお問い合わせ下さい!
ご連絡お待ちしています!
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【今週の雑学知識】
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人類の誕生から現在までの累計の人口は,約1080億人
(米国のNPOポピュレーション・レファレンス・ビューローの試算)
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【編集後記】
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先日,そう言えば民事再生の案件で,地方に出張したことがあったなとふと思い出しました。
出張と言っても,債権者への説明会の受付係。
もう現在は存在しない会社なので名前を出してしまっても良いのかも知れませんが,ちょっと止めときましょう。
こんな感じの会社として,趣旨は変えずに株式会社C&Gとしておきましょう。
C&G社は,長年,金融業をメインにしてきましたが,過払い案件の急増で経営が非常に苦しくなっていました。
会社規模は比較的小さくて個人経営に近い会社でした。
これまでは何とか自力で経営してきましたが,いよいよ厳しくなって民事再生での経営再建を目指すことになりました。
地方の会社でしたので,その地方での債権者説明会。そこに先生と一緒に出張したのでした。
説明会は,それほど荒れることなく終わりました。
社長と先生がホッと一安心。雑談を始めます。
どうやら社名の話のようです。
社名には金融にまつわる名前を付けると縁起が良いと社長が言います。
マネーに関する名前が付いているとそれがマネタイズに影響を及ぼすなんてことを言っています。
これまで金融業界の荒波を掻い潜ってきた社長ですからね。海千山千です。
金融に関する哲学というか験担ぎというかいろいろあるのでしょう。社名には一方ならぬ愛着があるようです。
それで,先生が,御社の社名はどんな由来が?と聞きます。
これが先日ふと思い出したことなんですけどね。この会社の名前の由来です。
それは「キャッシュ&現金」。
頭文字をとってC&G社。直接的。生生し過ぎます。
結局,民事再生うまくいかずなくなっちゃったんですけどね。株式会社キャッシュ&現金。
お金にまつわる名前を付けると縁起が良い,とは必ずしも言えないようです。
本号も最後までお読みいただきありがとうございますm(_ _)m
(編集長)
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週刊 法律会計特許一般労働組合メールマガジン 編集部
お問い合わせ・配信停止などのご連絡は
〒101-0044
東京都千代田区鍛冶町2-9-1
電話 03-3255-9280
メール houkairoumerumaga@gmail.com
ホームページhttp://www5a.biglobe.ne.jp/~houkairo/
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法律会計特許一般労働組合(略して法会労)メールマガジンは法律事務所等で働く事務職員の仲間に有用な情報をお届けすることを目的として2012年に創刊された週刊のメールマガジンです。
当ブログではバックナンバーを掲載しています。
配信した全号をお読みいただけますが,内容は配信当時の法令・官公庁の運用がベースとなっていますのでくれぐれもご注意ください。
法会労メールマガジンでは毎週金曜日に以下のような記事を定期的に配信しています!
法改正、手続や運用の変更の最新情報
民事訴訟・刑事訴訟手続解説
裁判所等外回り小ネタ・情報
業務研修会や各種交流企画の案内
労働組合や働くルールの解説
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