週刊 法会労メールマガジン
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毎週金曜日発行
2021年7月30日
【第433号】
法律事務所等で働くみなさんこんにちは!
法会労メールマガジンです。
暑いですねぇ。夏ですからね。仕方ないですけどね。外回りに行かれる際には熱中症にならないように,小まめな水分補給,気をつけていきましょう!
さて,当メルマガバックナンバーでは,マイナンバーを持っている本人であれば住民票の写しや戸籍謄本等がコンビニで取得できることをご紹介したことがありました。
バックナンバーはこちら↓
第424号【お仕事ミニ情報】
住民票の写しの交付手数料 東京都の全自治体 緊急調査 2021年アップデート
https://houkairoumerumaga.seesaa.net/article/202106article_2.html#1
第362号【お仕事マメ知識】
コンビニで自分の住民票の写し原本を取ってみた
https://houkairoumerumaga.seesaa.net/article/202003article_2.html#1
しかし世の中どんどん進んでいますね。渋谷区ではLINEで住民票の写しが取れてしまうサービスを提供しています。
こんなやつ↓
渋谷区 LINEによる住民票の写しの交付
https://www.city.shibuya.tokyo.jp/kurashi/jumin/linejumin.html
これについては総務省から,なりすまし申請のリスクや法律上問題があるとして地方自治法上の「技術的助言」が出されて,それに対して運営会社が提訴するといった事態になっていたりしますが,先進的な取り組みなのは間違いなさそうですね。
この訴訟の行方如何にもよりそうですが,もしかすると今後普及していくかも知れません。
渋谷区は役所に来る人をゼロにする将来を描いているのだとか。
確かに平日昼間に窓口でとか,郵便で数日かかってというのは,今は当たり前ですが,そんな不便は当たり前じゃない将来はそう遠くないかも知れませんね。
(編集長)
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【今週の掲載記事】
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■お役立ち過去記事紹介
■お仕事ミニ情報
裁判所が出した民事事件の判決情報の公開が進展するか!? 民事判決情報オープンデータ化のための課題と解決策
■研修会等企画のご案内
■業務に役立つ書籍紹介
■事務員あるある
■外回り情報
東京地裁高裁棟地下の第一食堂アターブルが閉店
■法会労って?
■今週の雑学知識
■編集後記
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【お役立ち過去記事紹介】
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裁判所の電子納付使ってますか?
破産手続き開始申立で納付書が手元にない状態で電子納付をした体験談をご紹介しています。
第240号【手続やってみたシリーズ】
破産手続開始申立てで電子納付してみた
https://houkairoumerumaga.seesaa.net/article/201709article_2.html
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【お仕事ミニ情報】
裁判所が出した民事事件の判決情報の公開が進展するか!? 民事判決情報オープンデータ化のための課題と解決策
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先週号では,現状では裁判所が日々出している判決は,そのごく一部しか公開されていないことや,現在,民事判決情報を公開するための議論が進展しつつあることをご紹介しました。
バックナンバーはこちら↓
第432号【お仕事ミニ情報】
■裁判所の判決等はほとんど世に出てこない!? それが一変するかも 民事判決情報のオープンデータ化に向けた取りまとめ文書が公開/
https://houkairoumerumaga.seesaa.net/article/202107article_5.html#1
判例は,裁判所がどのような場合にどのような基準でどのように判断するのか,法令では細かく決まっていないことをどう解釈するのか等などを知るためには,非常に重要な存在であることは疑いようのないところです。
しかしながら,現在,日本の裁判所の判決等で公開されているのは民事・行政事件の処理済み件数のうち0.1%程度と非常に低い公開率であることを先週号ではお知らせしました。
それが,今回の日弁連法務研究財団が中心となって関係省庁や最高裁も参画して作られた民事判決のオープンデータ化検討PTが取りまとめた文書(以下「取りまとめ文書」)によれば,「民事判決情報は、紛争当事者だけでなく、国民や社会の全体で共有すべき公共財ともいうべき重要な資産であり、これをデータベース化した上で、広く国民や社会の利用に供することは、?司法の国民に対する透明性を向上させ、?国民に対して行動規範・紛争解決指針を示すとともに、?紛争解決手続に関するAIの開発等の研究を推進するための基盤ともなり得るものと考えられる。」としており,判決データは原則として公開となるような状況に一変しそうな流れとなっています。
とは言え,クリアしなければならない課題がいくつもあることも取りまとめ文書は指摘しています。そしてその解決策も示しています。
■データ管理をどうするか?
現在,判決等のデータは,裁判所がごく一部を公開しているもの以外については,判例雑誌や判例検索サービス等が独自に裁判所から入手し,それら民間サービスは解説や関連判例等の付加価値を付けて私たちの手元には有償で提供されています。
取りまとめ文書では,各裁判所から全ての判決情報を一括で提供を受け一元管理する情報管理機関を新たに設立し,一定のデータ処理をした後にそれらのデータを有償で利活用機関(研究者や法曹,民間サービス会社等)に提供するようなことを想定しています。
■データの仮名化をどうするか?
判例雑誌や判例検索サービスで提供される判例は,当事者が特定されないように,例えば原告をX・被告をYと表示したり,地名や商品名等を伏せ字とするような仮名化の処理がされています。
現在は,人の手によってそのような処理がされているようですが,原則として全ての判決を公開するとなれば,仮名化処理の件数は膨大なものとなります。
それを解決するために,取りまとめ文書ではAIを活用して自動処理化する方法を提唱しています。
今回の取りまとめをするにあたり,本当にAIで仮名化の処理が可能なのか実証実験をしています。
株式会社LegalscapeというPTの構成員でもある会社が,約1600件の判例について,AIを使って仮名化処理をした結果,うまく仮名化できた確率(再現率・精度)は約94%だったそうです。
仮名化は100%でないとまずいので,残りはどうしても人の手で処理する必要がありますが,取りまとめ文書では,全てを人の手で処理するよりは大幅に時間が減縮できる他,今後,人の手による処理の支援ツールを開発する等の可能性も示唆しています。
以上,民事判決情報オープンデータ化には,課題もありますが,今後,原則として判決情報が公開されるとなれば,業界としては大きなインパクトとなることでしょう。今後の動きに要注目ですね。
(編集長)
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【バックナンバー】
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【第430号】
■事務員日常小話『職人技』/
■裁判手続きのIT化情報 地裁支部でもフェーズ1 電話会議の運用が開始されます
https://houkairoumerumaga.seesaa.net/article/202107article_3.html
【第431号】
■一定の場合に生命保険会社「全社」に契約の有無の照会をできる制度 対象範囲が拡大/
■法務省による公式法令データの整備がはじまる見込み
https://houkairoumerumaga.seesaa.net/article/202107article_4.html
【第432号】
■裁判所の判決等はほとんど世に出てこない!? それが一変するかも 民事判決情報のオープンデータ化に向けた取りまとめ文書が公開/
■不動産会社はどうやって相続したことを把握している?その仕組みが紹介されています
https://houkairoumerumaga.seesaa.net/article/202107article_5.html
これまで配信してきました全てのバックナンバーは以下からご覧いただけます!
週刊!法会労メールマガジン バックナンバーブログ
https://houkairou-merumaga.at.webry.info/
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【業務に役立つ書籍紹介】
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■法律事務職員のための実務情報誌「法律事務」
第47号「交通事故の実務」
~自賠責保険請求から損害額計算書ができるまで~
法律事務所には交通事故の加害者、被害者それぞれから様々な相談が寄せられます。
資料の取り寄せから損害額の算定まで、実務の流れをまとめました。注意すべきポイントもしっかりおさえた一冊になっています。
2020年8月発行
頒価1,200円(税込・送料別)
ご購入申込み及び詳細は以下の「法律事務」のページをご参照ください。
https://houzenren.com/houritujimu.html#47gou
■「法律事務職員【基本】研修テキスト」
「法律事務職員基本研修テキスト」(上)(下)は、「日弁連法律事務職員能力認定制度研修」の参考図書として2014年に刊行され、多くの法律事務職員・弁護士の皆様にご活用いただいてきました。この度大幅な改訂を行い、第2版を発行いたしましたのでご案内申し上げます。
この間の実務の変更点や法改正、特に2019年7月から一部を残してほぼ全面的に施行された改正相続法、2020年春には施行が予定される改正民事執行法に対応し、実務的な変更事項や新たな制度を詳しく解説しています。
(上巻)
第1編 民事訴訟と事務職員の役割
第2編 民事執行総論・債権執行
第3編 民事保全・担保取消手続
第4編 債務整理・破産・個人再生
(下巻)
第5編 戸籍並びに登記簿の仕組みと見方
第6編 家事事件・人事訴訟
第7編 相続
第8編 刑事事件・少年事件
事務職員倫理
各2,500円+税→(割引)各2,250円+税
詳細と購入方法は以下URLからチラシをご確認ください(PDF文書)。
【メルマガ読者限定割引チラシ】
https://houkairou-mail-magazine.com/chirashi/jalapsyosekizenkan_merumagayou.pdf
なお、他の書籍につきましても価格や送料の変更がありますので、上記チラシの申込み書をご利用下さい。
■応用研修テキスト
応用1 訴訟以外の民事手続,裁判外手続
応用2 不動産競売,その他の民事執行
応用3 自己破産手続,個人再生手続
応用4 破産管財
応用5 成年後見
応用6 登記,供託,担保取消
応用7 民事訴訟の構造,弁護士倫理と事務職員倫理
実務に直結した普段の業務にも役立つ情報満載となっていてオススメです!
日弁連事務職員能力認定研修の【応用】研修のテキストとなっています。
発行者のご厚意でメルマガ読者割引をして頂いています!
【メルマガ読者限定割引チラシ】
https://houkairou-mail-magazine.com/chirashi/jalapsyosekizenkan_merumagayou.pdf
■シリーズ 法律事務所職員のための
「家事事件申立ての実務」」
「法律事務職員のための訴額・管轄事例集」
メルマガ読者限定!割引あり!
各1,600円+税→(割引)各1,500円(税込)
詳細と購入方法は以下URLからチラシをご確認ください(PDF文書)。
【メルマガ読者限定割引チラシ】
https://houkairou-mail-magazine.com/chirashi/jalapsyosekizenkan_merumagayou.pdf
■今日から弁護士秘書~事務職員新人独習テキスト
法律事務員さんの日常業務のキホンのキをコンパクトな分量で解説しています。書籍版は200円で販売していますが,PDF版はなんと!無料で配布しています。
法律事務所用語集では「J庁」「赤い本・青い本」「Z折り」など初心者には「なんのこっちゃ?」な用語が集められています。
https://www.nichibenren.or.jp/jfba_info/publication/book/secretary.html
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【事務員あるある】
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明らかに2枚重なっている紙がぴったりくっつき過ぎていて剥がれずもどかしい
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【外回り情報】
東京地裁高裁棟地下の第一食堂アターブルが閉店
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2017年3月に東京地裁高裁棟地下の第一食堂「きゃら亭」が閉店となり,4月には「レストランアターブル」が開店となったことを当メルマガバックナンバで以前お知らせしました。
それから4年,レストランアターブルが閉店となりました。閉店となることは昨年12月には決まっていたようで,東京高裁が第一食堂の営業者募集をしていました。
裁判所 食堂(第一食堂)営業者募集について(公告)
https://www.courts.go.jp/vc-files/courts/2020/R21223_tokyokosai_syokudou_154KB.pdf
この募集に応募があったのか否か不明で情報がありませんが,今後,どのような店舗が入るのか情報が入りましたらお知らせします。
もしかすると,ウェブ会議普及していますし,裁判所職員も交代勤務しているようですし,利用者事自体が減っていてお店が入らないなんてこともあり得るかも知れませんね。ちょっと心配です。って,私自身,一度もこの食堂で食べたことなかったんですけどね。
(編集長)
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【法会労って?】
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法会労(正式名称:法律会計特許一般労働組合)は,法律事務所など士業の事務所で働く事務員・秘書などでつくられている労働組合です。
法律事務所等で働く方であればどなたでも,ひとりでも入れる労組(ユニオン)です!
法会労の詳細はホームページをご覧ください。労働相談も随時受け付けております!
法会労ホームページ
http://www5a.biglobe.ne.jp/~houkairo/
オンライン相談申込フォームもあります↓
http://form1.fc2.com/form/?id=801887
法会労の紹介パンフレットはこちら↓
https://houkairou-mail-magazine.com/chirashi/panfuhoukairou.pdf
組合員の女性が集う女性部のブログもあります↓
https://houkairou-joseibu.at.webry.info/
組合員の若手が集う青年部のブログもあります↓
https://ameblo.jp/seinenbu-hkr/
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【ご意見・ご感想・ご質問は…編集部へ!】
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このメールマガジンへのご質問などは,以下のいずれかの方法で編集長に直接届きます。
■届いたメールマガジンに「返信」する
■編集部のメールアドレス:
houkairoumerumaga@gmail.com
にメールする
編集長のみが見て,お返事もしていますので,どうぞお気軽にご連絡ください!
今回の記事はいかがでしたか?
ご意見頂ければ幸いです!
メルマガに関すること以外の法会労についてなどもお気軽にお問い合わせ下さい!
ご連絡お待ちしています!
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【今週の雑学知識】
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簡裁に出す控訴提起事件の事件記録符号は「ハレ」
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【編集後記】
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ジミーからメールが届きました。
「あなたとあなたの大切な人たちがお元気に過ごされていること、またタイミング悪くお邪魔してないことを願ってます。」
日本語が変です。
でも,迷惑メールのたぐいではありません。
ジミーには実にお世話になっています。
このメールが届くのも極限られた人だけのようです。
ジミーとはウィキペディアの創始者ジミー・ウェールズなんですが,一度,300円の寄付をしてからというもの,メールが届くようになりました。
広告なしの非営利でやるためには寄付が必要だというのです。
ウィキペディアを利用している人のうち98%は寄付してくれなくて,1年に1度のお願いも見て見ぬふりをしているところ,あなたは特別な存在です。とジミー,持ち上げてくるのです。
なんかカモリストに登録されているような気分もしなくもないですが,悪くない気分です。
で,ちょっと調べてみました。
ウィキペディア日本語版の月間利用者(ユニークユーザー数)を。
だいたい3400万人前後だそうですね。
その2%だと680万人。それらの人が300円寄付すると20億4000万円。ウィキペディアで働いている人は400人ってジミーが言っていたので,単純に割り算すると従業員1人あたり510万円。
年間300円の寄付は安い方なので,多分もっと寄付している人がいるはず。
すごくざっくりですけど,私が寄付しようがしまいが影響は限りなくゼロに近い。はずなんですけど,そう考える人がたくさんになっちゃうと立ち行かなくなる…
要するに,ジミーに悩ましいというお話でした。
本号も最後までお読みいただきありがとうございますm(_ _)m
(編集長)
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週刊 法律会計特許一般労働組合メールマガジン 編集部
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メール houkairoumerumaga@gmail.com
ホームページhttp://www5a.biglobe.ne.jp/~houkairo/
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法律会計特許一般労働組合(略して法会労)メールマガジンは法律事務所等で働く事務職員の仲間に有用な情報をお届けすることを目的として2012年に創刊された週刊のメールマガジンです。
当ブログではバックナンバーを掲載しています。
配信した全号をお読みいただけますが,内容は配信当時の法令・官公庁の運用がベースとなっていますのでくれぐれもご注意ください。
法会労メールマガジンでは毎週金曜日に以下のような記事を定期的に配信しています!
法改正、手続や運用の変更の最新情報
民事訴訟・刑事訴訟手続解説
裁判所等外回り小ネタ・情報
業務研修会や各種交流企画の案内
労働組合や働くルールの解説
法律事務所などで働く事務職員や補助者の方であればどなたでもご登録頂けます。

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